出張や帰省からの帰り際、腰を据えて食べる時間はなくとも、少しでも地の味を楽しみたい……。そんな時は、手軽さとおいしさがうれしいご当地麺が◎。絶対にハズさないお土産と共にご紹介!

福岡空港

“日本一混雑する空港”としても知られる福岡空港は今年、国際線ターミナルを増築。ますます盛り上がる九州の玄関口の魅力をドーンとご紹介!

福岡で愛されるソウルフードはパスタなのに米に合う!?『天神B.B.Quisine』

元は博多・天神に店を構える洋食店『グルメ風月』のオリジナルメニューで今では福岡のソウルフードとも呼ばれるようになった「ビーフバター焼き」。

ビーフバター焼き(Mセット)1100円

『天神B.B.Quisine』ビーフバター焼き(Mセット) 1100円

アツアツの鉄板にバターの香りをまとった牛肉とパスタ麺が乗り、そこへにんじんやたまねぎをたっぷりと使用した特製のバーベキューソースをかけた一見シンプルな料理だが、にんにくとレモンを効かせた味わいは一度食べるとやみつきに。ご飯との相性の良さに思わず箸が止まらなくなる。

『天神B.B.Quisine』

[住所]国内線旅客ターミナルビル2階the foodtimes内
[営業時間]10時〜20時
[休日]無休
[電話]092-260-1631

ごぼう天脅威の32cmオーバー!博多うどんの魅力てんこ盛り『博多やりうどん別邸』

さっぱりとして胃にスルスル入るものが欲しいときはここ。博多のうどんらしく、ふんわりモチっとした麺や、焼きあご、煮干し等を生かしたダシももちろん旨いが、この店は何といってもこのごぼう天だ。

博多やりうどん820円

『博多やりうどん別邸』博多やりうどん 820円

なんとサイズは30センチオーバー、一度煮て火を通すことでこのサイズでもほろほろサクリと軽〜い食べ心地に。口いっぱいに広がるごぼうの香りはもはや快感。これでもかとダシを吸ってふわふわの野菜丸天との相性も楽しんで。

『博多やりうどん別邸』

[住所]国内線旅客ターミナルビル3階
[電話]092-623-8821
[営業時間]7時半〜20時45分
[休日]無休

臭みゼロ!見た目も美しい“クリア豚骨”『豚そば月や』

せっかく来たけど、豚骨ラーメンは匂いが……。そんな方に試していただきたいのが、『豚そば月や』の「豚そば」だ。

豚そば800円

『豚そば月や』豚そば 800円

澄んだスープは、これで豚骨100%。セントラルキッチンでなく、お店で毎日スープを仕込むことで、豚骨の嫌な臭い、濁りを抑えた正に“クリア豚骨”なのだ。クリアながらも豚骨をしっかりと感じる強い旨みに、ラーメン用の小麦で造られた麺のおいしさが組み合わさる。クリア豚骨未経験の方はぜひ一度お試しを!

『豚そば月や』

[住所]国内線旅客ターミナルビル3階ラーメン滑走路内
[電話]092-611-2777
[営業時間]10時〜20時半
[休日]無休

ブランド苺「あまおう」に合わせたモチモチのガワ『伊都きんぐ福岡空港店』

“あまくて、まるくて、おおきくて、うまい”そんな福岡が誇る「あまおう」を丸ごと1個使ったこちら。甘さ控えめな餡子と生クリームが主役の苺を引き立てており、見た目よりずっと繊細な味わいに思わず笑みがこぼれる。

どらきんぐ(生)一個669円(11月から5月まで)

『伊都きんぐ福岡空港店』どらきんぐ(生)一個 669円(11月から5月まで)
『伊都きんぐ福岡空港店』

[住所]国内線旅客ターミナルビル2階SWEETSHALL内
[営業時間]6時半〜21時(売り切れ次第終了)
[休日]無休
[電話]092-260-1530

製造から一度も冷凍しないからこその鮮度感。風味と食感の良さに脱帽『福さ屋』

定番の博多土産「明太子」。そんな中でも“製造してから一度も冷凍しない”のがこだわりの「できたてめんたい」は、粒のぷちぷち感に皮のシャキシャキ感、嫌みのない香りが人気の一品だ。販売店が限られているのでご注意を!

ピシャっとできたてめんたい1620円

『福さ屋』ピシャっとできたてめんたい 1620円
『博多土産by菊ひら』

[住所]国内線旅客ターミナルビル2階『博多土産by菊ひら』
[電話]092-611-3066
[営業時間]6時半〜21時
[休日]無休

新米編集者が往く、福岡空港の楽しみ方

食の宝庫というだけあって、ラーメンにもつ鍋、うどんなど、おいしそうなお店がズラリと並ぶ福岡空港

まず最初にご紹介したいのが3階にある『ラーメン滑走路』。こちらは豚骨ラーメンを提供するお店を中心に、福岡中の有名ラーメン屋さんが軒を連ねる超人気エリア。

『ラーメン滑走路』豚骨ラーメン

『ラーメン滑走路』豚骨ラーメン

ふわっと豚骨の香りが漂ってきて、(福岡に来たぞ!)とテンションが上がります。泡系豚骨から屋台豚骨、クリア豚骨と、気分や好みに合わせて楽しむことも。

また、少し余裕があるならば、食べ歩きも魅力のひとつ。タイミングが良ければ焼きたてを味わえる『ふくや』の「明太キッシュ」はお土産にも人気な小腹を満たすちょいおやつ。

『ふくや』明太キッシュ

『ふくや』明太キッシュ

2階『SWEETSHALL』内にあるお店でフルーツを使った「生どら焼き」を食べ歩きしたり、展望デッキで味わうのもおすすめだ。

飛行機が着いた瞬間から、空港で食い倒れ旅を始めても良し!離陸前に飛び込みでご当地の旨いものを堪能しても良し!の正に“おいしい”福岡空港でした。

【中部国際空港(セントレア)】

今年開港20周年を迎えたセントレア。日本三大空港のひとつともいわれる同港は、実はご当地麺のお店が充実。今回は新たな定番も登場!?

『中部国際空港(セントレア)』

辛さの後にくるやさしい味わいがクセになる一杯『野菜たっぷりタンメンべじたんセントレア店』

自家製の芝麻醤とラー油で仕上げる「本格担々麺」(1100円)は、胡麻のコクと香り、刺激のバランスが秀逸。まさに本格派である。

本格担々麺1100円

『野菜たっぷりタンメンべじたんセントレア店』本格担々麺 1100円

辛さの後にやさしい味わいが後味となって広がるのは、たっぷりの野菜をじっくりと煮込んだベジスープがベースだからだ。

麺を食べ終わったら丼に「ごはん」(100円)を投入して雑炊にして締めくくりたい。ミニチャーハンや水餃子、唐揚げのいずれかが付く「セット」(+400円)も用意している。

『野菜たっぷりタンメンべじたんセントレア店』

[住所]第1ターミナル4階スカイタウン
[電話]0569-84-7122
[営業時間]10時〜21時(20時半LO)
[休日]無休

ダシの旨さが身体に染みわたる、これぞ名古屋の味『四代目鍵三郎宮きしめん』

熱田神宮の境内にも出店していることで知られる創業100余年のきしめんの老舗。注文したいのは、ムロアジやカツオなどでとった出汁がきいたつゆで味わうシンプルな「宮きしめん」(温930円・冷1030円)。肉厚でもっちりとした食感にこだわった麺もつゆとのマッチングは最高だ。

宮きしめん930円(冷たい麺は1030円)

『四代目鍵三郎宮きしめん』宮きしめん 930円(冷たい麺は1030円)

具材は椎茸とほうれん草、蒲鉾、揚げ、花かつおと豪華。味噌かつと小鉢、ご飯が付いたボリューム満点の「宮定食」(温1500円・冷1600円)も人気。

『四代目鍵三郎宮きしめん』

[住所]第1ターミナル4階スカイタウン
[電話]0569-38-7007
[営業時間]9時〜21時(20時半LO)
[休日]無休

進物用や日常のおやつとして名古屋では定番『両口屋是清』

名古屋を代表する老舗和菓子店『両口屋是清』がセントレア開港20周年を記念して用意した数量限定のお土産。こだわりの小豆粒あんをふわふわのカステラ風の生地に包んだ銘菓「千なり」に20周年のロゴを焼印。

20周年記念セントレア千なり1296円(5個入)

『両口屋是清』20周年記念セントレア千なり 1296円(5個入)

生地は甘さ控えめに仕上げてあり、丹波大納言小豆をふんだんに用いたつぶ餡のふくよかな風味を存分に引き立てている。

[販売店]第1ターミナルビル3階『セントレア銘品館』で購入可能

【那覇空港】

国内線利用者数国内第2位の同港はさすがお土産、食事共に大充実。CAさん御用達の穴場食堂や、進化した定番土産などをご紹介!

『空港食堂』

那覇空港の穴場食堂として根強い人気を誇る『空港食堂』。そんな中でも人気No.1の「ソーキそば」は肉厚の豚肉が絶品で、「沖縄で一番おいしい」というお客さんもいるのだとか。月で入れ替わる日替わり定食もファン多数!

ソーキそば800円

『空港食堂』ソーキそば 800円

[住所]那覇空港ビルディング1階
[電話]098-840-1140
[営業時間]9時〜19時半
[休日]無休

『エアポートトレーディング株式会社』

「石垣の塩」を使用した塩ちんすこうにミルクチョコレートを染みこませた「染チョコレートちんすこう」チョコの甘みとちんすこうの塩味が絶妙な味わいを生み出している。発売から半年で4万個を売り上げた注目のお土産です!!

チョコレートちんすこう1200円

『エアポートトレーディング株式会社』染チョコレートちんすこう 1200円

[販売店]JAL側:グルクン売店、ハイビ売店、南ウィング売店/ANA側:さくら売店、北ウィング売店、空人売店等

【小松空港】

実は日本海側唯一の戦闘機部隊が所在する基地でもある小松空港。俳聖・松尾芭蕉が食したうどんに、絶対に外さない栗羊羹は必見!

『味の中石・めん塾空港店』

広く小松・加賀エリアの人たちに愛されてきた「小松うどん」は、霊峰白山の伏流水を使ったほど良いコシのある細麺と、透明感のあるあっさり味のダシが特徴。一番人気の「小松肉うどん」は、甘辛く炊き上げた国産牛と長ネギの甘さがオリジナルのダシにマッチした逸品で、つい汁まで飲み干してしまう深みある味に仕上がっている。

名物小松肉うどん900円

『味の中石・めん塾空港店』名物小松肉うどん 900円

[住所]ターミナルビル内2階
[電話] なし
[営業時間]9時〜14時半(14時LO)、15時半〜18時45分(18時半LO)
[休日]火

『松葉屋』

どこで切っても栗がたっぷりな「月詠み山路栗蒸し羊羹」は正に知る人ぞ知る名手土産のひとつ。甘過ぎず、決してパサつかない絶妙な塩梅の羊羹は、自分へのご褒美としても、大切な人への贈り物としても活躍間違いなし。

月詠み山路栗蒸し羊羹(1棹)840円〜

『松葉屋』月詠み山路栗蒸し羊羹(1棹) 840円〜

[販売店]こまQショップ2F売店等で購入可能

【高松空港】

LCC路線の拡大により、更に身近になった高松空港。ド定番の讃岐うどんはもちろん、通販では販売していない四国限定のお土産も!

『はやし家製麺所高松空港店』

うどん処香川県の空港で“うまい”と評判なのが、『はやし家製麺所』だ。おすすめだという「塩ぶっかけ」はダシに醤油を使わないことで、ダシ本来の香りを強調。よりうどんの香り、味わいを鮮明に感じられる。

塩ぶっかけ700円

『はやし家製麺所高松空港店』塩ぶっかけ 700円

[住所]1階到着ロビー
[電話]070-5515-0884
[営業時間]8時〜20時(19時45分LO)
[休日]無休

『マルシン』

中から抹茶の蜜が溶け出してくるビジュアルがなんとも煽情的なこちらのお饅頭は材料に“幻のお茶”(高瀬茶)の一番茶を使用。苦みと甘みのバランスがきれいで、ぜひ一度はお手に取ってみて欲しい一品だ。(通販での取り扱いはなし)

茶のしずく(香川県産高瀬茶のミルク饅頭)1個173円(10個入り1728円)

『マルシン』茶のしずく(香川県産高瀬茶のミルク饅頭)1個 173円(10個入り1728円)

[販売店]ANAFESTA高松ゲート複合店・高松ロビー物販店、さぬき銘品店等で購入可能

地方空港はご当地麺パラダイス!?

空港グルメってなんだ?荷物が多く、時間の制約もあるからサクっと手軽に、でもその地で人気のある旨いものを食べたい……。私がたどり着いた結論は、このどちらも満たしてくれるご当地麺だ。

その証拠に、例え空港に1、2店舗しか飲食店が出店していなくとも、その地で愛されているラーメンやうどん、そばといったご当地麺は必ず提供されている。

福岡なら豚骨ラーメンや、博多うどん。愛知ではきしめんに担々麺。高松では讃岐うどんが食べられるし、那覇ではソーキそば、小松では小松うどんが味わえるのだ。

ゆったりとした日程で地のものを味わうのも素敵だが、時間はなくとも、空港でご当地麺を啜るのも悪くない楽しみなのだ。

撮影/永谷正樹(セントレア)、鵜澤昭彦(羊羹、茶のしずく)、取材/永谷正樹(セントレア)、編集部

『おとなの週末』2025年4月号

■おとなの週末2025年5月号は「谷根千さんぽ」

2025年5月号
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※2025年4月号発売時点の情報です。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「東京の手土産最新版 「陸」と「空」の玄関口で買うべきターミナルの限定品(1)「陸」編」では、当地限定商品の中から編集部厳選のモノをレポートしています。