ムロジョン・アフマダリエフ(右)【写真:Getty Images】

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英興行大手が動画を公開

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦を、元WBA&IBF世界同級王者が再度熱望した。英興行大手「マッチルーム・ボクシング」公式SNSを通じて挑発したが、海外ファンからは「これが見たいんだ」「こんなしょうもないやつと戦わないでくれ」と賛否の声が上がっている。

 モンスターに威勢のいい言葉を放ったのは、現WBA世界同級1位のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)だ。WBA世界同級暫定王座決定戦で、14日(日本時間15日)に同級8位リカルド・エスピノサ(メキシコ)と対戦する。

 決戦3日前の投稿とあり、露わになった上半身は引き締まっている。公開された動画内で、開口一番「イノウエ、俺から逃げるな」と挑発した。さらに「戦ってみろ、ウズベクのパワーがやってくるぞ」と自信満々の様子だ。最後には「レッツゴー、チャンプ!」と言い放ち、力を誇示するようなポーズをとった。

 英興行大手「マッチルーム・ボクシング」公式Xが「カモン、ナオヤ・イノウエ」という文言とともに投稿した。海外ファンからは「ああ、これが見たいんだ」などと肯定的なコメントが寄せられた一方で、「自分の試合に勝ってから言え」「イノウエは数ラウンドで破壊するだろう」「目の前の敵を気にしろよ(笑)」「こんなしょうもないやつと戦わないでくれ」と否定的な声も少なくなかった。

 かつては井上の標的王者だったアフマダリエフ。9月にも「なぜ俺と戦わない?」と疑問を呈している。井上は24日にWBO&IBF世界同級1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と対戦するが、陣営の大橋秀行会長は10月に取材に応じた際、「本当にアフマダリエフは強敵で良い選手だとわかっていますが、タパレスに負けています。やはりボクシングは興行なので、そこが一番引っかかるところです」と懸念を示していた。

(THE ANSWER編集部)