アメリカの半導体素子標準規格を策定する団体・JEDECが、ノートパソコン用メモリモジュールの新しい規格となるCompression Attached Memory Module(CAMM2)を標準とすることを発表しました。

JEDEC Publishes New CAMM2 Memory Module Standard | JEDEC

https://www.jedec.org/news/pressreleases/jedec-publishes-new-camm2-memory-module-standard



New space-saving RAM sticks that jam up to 128GB of memory in a laptop get industry's stamp of approval - CAMM2 standard ratified by JEDEC | Tom's Hardware

https://www.tomshardware.com/pc-components/ram/new-incredibly-tiny-ram-sticks-that-jam-up-to-128gb-of-memory-in-a-laptop-get-industrys-stamp-of-approval-camm2-standard-ratified-by-jedec



CAMM standard published, opening door for thin, speedy RAM to overtake SO-DIMM | Ars Technica

https://arstechnica.com/gadgets/2023/12/camm-standard-published-opening-door-for-thin-speedy-ram-to-overtake-so-dimm/



CAMM2は、Dellが2022年4月にモバイルワークステーションのPrecision 7670に搭載するために独自開発したメモリモジュールです。CAMMのメリットはその薄さで、これまで使われてきたSO-DIMMよりも57%薄くなるとのこと。また、DellによればCAMM2の対応クロックはDDR5 SO-DIMMでの上限だった6400MHzを超えるそうで、「これまで以上に高いクロック速度に対応できます」と述べています。



CAMM2には、高性能ノートPCあるいはデスクトップPC向けのDDR5 CAMM2と、ノートPCやサーバー製品向けのLPDDR5(X) CAMM2の2種類のバリエーションが含まれています。DDR5 CAMM2とLPDDR5(X) CAMM2は、それぞれコネクタは同じですがピンアウトが異なるため、DDR5 CAMM2をLPDDR5/5Xコネクタに誤って取り付けることはできません。また、CAMM2は「はんだ付けされていないLPDD5Xメモリ」を使うことができるというのがポイント。

さらに、CAMM2はデュアルチャネルメモリを有効にするために複数のメモリモジュールを必要としないので、1枚のCAMM2モジュールで2つのメモリチャネルを持つことができ、CPUと統合グラフィックスにより多くのメモリ帯域幅を与え、より高いパフォーマンスを実現するとのこと。

これまでCAMM2モジュールはDellのオリジナル技術だったため、Dell以外は製造していませんでした。JEDECが標準として発表したことで、他メーカーもCAMM2モジュールを市場に投入することが期待できます。事実、SamsungはLPDDR5 CAMM2を2024年に商用化する計画を発表しています。



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