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ホンダのエントリーSUV 2024年春に発売

ホンダが、新型のスモールSUV「WR-V」を、12月に正式発表すると明らかにした。

【画像】200万円台に見える? ホンダ「WR-V」のデザイン/内装【じっくり見る】 全50枚

名前の読み方はダブリューアールブイ。


ホンダWR-V Z(メテオロイドグレー・メタリック)    神村聖

日本発売は2024年春を予定しており、その価格は「200万円台前半から」とホンダは明言している。

ヴェゼルよりも“低い価格帯”に狙いを定めたエントリーSUVについて、実車に触れて分かったことをご紹介しよう。

WR-Vのボディサイズは、全長4325×全幅1790×全高1650mm。

ヴェゼルと比べて、全長・全幅はほとんど同じだが、全高だけが60mmほど高い。

パッケージングで注目したいのは後席。

クーペSUVのテイストをもつヴェゼルに対して、WR-Vは後席乗員のための空間が明確に広いのだ。

ヴェゼルより格段に広い 後席をチェック

例えば、リアドアの開口高に対して、室内の天井がずいぶんと高い位置にある。後席に座ればヘッドスペースの広さに驚くだろう。

そして、カップルディスタンス(前後席ヒップポイントの距離)を大きくとり、前席のシートバック形状を工夫したことで、成人男性でも窮屈に感じないニークリアランスを手に入れたのは自慢。


ホンダWR-V Zの後席    神村聖

面白いのは、コストを抑える観点から後席チップアップ機構を採用しなかったこと。

200万円台前半という価格を実現するための判断なのだが、チップアップを捨てたことで、後席のクッションに十分な厚みをもたせることができた。

じつはこのクルマ、インド生産である。

開発陣に話を伺うと「インド市場では後席の乗り心地が重視され、オーナーがリアに座るケースは多い」という。

後席用のエアコン吹き出し口が備わり、リアドアの収納ポケットも深くて大きい。

現地では、後席のクオリティの高さは“売れるクルマ”のポイントなのだ。

最低地上高は? 駆動方式は?

WR-Vには3つのグレードが用意され、中・上位となる「Z」「Z+」グレードはコンビシート(プライムスムース×ファブリック)を採用。

前席に乗り込むと、ドライバーの手が触れるステアリングやセレクトレバーは本革巻きであることに気づく。


左上から時計回りに、本革巻ステアリングホイール(パドルシフト付き)、前席ドアポケット、後席ドアポケット、生産国を確認できるプレート。    神村聖

フロントドアのポケットには1Lサイズのペットボトルが入り、スマートフォンを収納できるアームレストポケットも備えた。

運転席からの眺めは、フロントフードの両端がせり上がっていて車両感覚が掴みやすいのは好感。

最低地上高は、RAV4/クロストレックに迫る195mmを確保している。

日本仕様のWR-Vは、1.5Lガソリン/前輪駆動というパワートレインになるようだが、ボンネットの先端が見やすく、未舗装路でも心強い最低地上高が与えられている。

ヴェゼルにはない魅力を手に入れたホンダの新たなエントリーSUV。

このクルマのターゲットは、安くても良いもの求める「アクティブな若者」、質感の低いクルマを避けたい「子離れ世代」だという。

日本市場でどのような評価を得るか、来春の発売時に明らかになるだろう。