隣の工事の影響で傾いたり沈んだりする住宅(9月8日、台北市)

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(台北中央社)7日午後8時34分ごろ、北部・台北市中山区で住宅が傾き、タイルや壁に亀裂が入ったと警察や消防に通報があった。警察によると、住民は避難し、けが人はいない。蒋万安(しょうばんあん)市長は同日深夜、報道陣に対し、近くの工事現場で行っていた掘削工事中、掘削面の壁が崩れたことが原因との見方を示した。同市政府は8日、近隣の住宅を含む197戸367人が避難していると明らかにした。

警察などによると、7棟の建物が影響を受けたという。建築関連の同業組合関係者は8日、周辺道路の陥没の他、隣接するインターナショナルスクール「道明外僑学校」の塀や校庭に亀裂が入っているのを確認したと説明。工事現場では夜通しで掘削箇所の埋め戻し作業が進められていると話した。また職員を派遣して建物の被害状況を確認するとし、傾きが著しい建物については解体する必要があると語った。

現場で対応を指揮する市建築管理工程処の虞積学処長は同日、埋め戻しの作業は10日までには完了するとの見通しを示した。また避難した住民らは一時的に近隣の宿泊施設9カ所に収容したとしながらも、施工業者に対して長期間生活ができる場所の確保と被害を受けた人の連絡窓口を設けるよう求めた。

市は被害を受けた道明外僑学校に対し、安全のために臨時休校するよう通達を出した。

(劉建邦、頼言曦/編集:齊藤啓介)