ブヌン族男性伝統衣装機織り技術保持者の施菊花さん(家族提供)

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(台北中央社)台湾原住民(先住民)族ブヌン族の男性が着用する伝統衣装の機織り技術を保持していた施菊花さんが19日、死去したことが分かった。史哲(してつ)文化部長(文化相)は24日、報道資料を通じ、哀悼の意を示した他、今後文化部(文化省)として表彰する方針を明らかにした。

史氏はブヌン族男性伝統衣装の機織りについて、台湾独自の無形文化遺産だと説明。施さんは半世紀以上にわたり機織りに従事し、熟練技術を持ち、研究や伝承、普及などにも尽力したとたたえた。

施さんは日本統治時代の1933(昭和8)年に生まれ、長年東部・花蓮県卓渓郷ロブサン(崙山)集落で暮らした。幼い頃から母親や集落に暮らす女性の様子を見て機織りに強い興味を持ち、小学校3年生の時に初めての作品を作成。時間と手間のかかる機織りに情熱を注ぎ、生活の重きを機織りの研究と伝統衣装の制作に置いた。

(趙静瑜/編集:齊藤啓介)