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サンヨンから「KG」へ 電動車に注力

韓国の自動車メーカーであるサンヨン(双龍自動車)は、新しい親会社であるKGグループのもとで、「KGモビリティ」として再ブランド化することを明らかにした。

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ブランド変更は今年1月4日にアナウンスされたもので、3月22日の株主総会で承認に至った。


サンヨン・コランドeモーション

コリア・ヘラルド紙の報道によると、新会長に就任したクァク・ジェスン氏は「サンヨンという名前は、良い思い出のあるファンダムであると同時に、痛々しいイメージもあります。今後、サンヨン車はすべてKGという名前で世に出ることになります」と述べたという。

サンヨンは1954年に韓国で設立された自動車メーカーで、北米や欧州にも進出したが1990年代から経営が悪化。2010年にマヒンドラに買収され、経営再建に乗り出すが難航し、2020年12月にすべての投資が取り下げられた。

EVバスや商用車を製造する韓国の新興企業エジソン・モーターズが1億8700万ドル(約244億円)で買収するところだったが、エジソンが2022年3月の支払い期限を守らなかったため、取引は決裂した。韓国経済新聞は取引決裂後、サンヨンの労働組合員がエジソンの資金調達能力を疑い、買収に反対していたと報じた。

こうした紆余曲折を経て、サンヨンは2022年8月にKGグループに9500億ウォン(約960億円)で買収された。KGモビリティへのブランド変更は、イメージ刷新を図ったものだ。

これまで低価格車ブランドとして実用性重視の4WD車やファミリーカーを生産してきたが、韓国国外での印象付けに苦労してきた。

自動車登録台数追跡サイト「Carsalesbase.com」の数字を引用すると、欧州での販売台数は2007年に3万2840台をピークに低迷を続けた。2008年の金融危機の際には9700台まで激減し、それ以降も2万台を超えることはなかった。

KGグループのもと、同社はEV専用のプラットフォームと、自動運転や人工知能(AI)などの機能を持つソフトウェア重視の車両開発に注力していく予定だ。