ウェブブラウザ「Firefox 111」の正式版が公開されました。パスワードマネージャーからFirefox Relayの機能を直接利用できるようになっています。

Firefox 111.0, See All New Features, Updates and Fixes

https://www.mozilla.org/en-US/firefox/111.0/releasenotes/

◆Firefox Relayのメールマスク作成

Firefox Relayは既存メールアドレスにリンクするメールマスク(いわゆる「捨てメアド」に相当するもの)をランダム生成して管理してくれるサービスです。

無料でアカウント作成時に使える捨てメアドを自動生成して本来のメールアドレスを守る「Firefox Relay」レビュー - GIGAZINE



今回の更新から、Firefox RelayユーザーであればFirefoxパスワードマネージャーから直接メールマスクを作成できるようになりました。

Email protection just got easier in Firefox

https://blog.mozilla.org/en/mozilla/email-protection-just-got-easier-in-firefox/

この機能を利用するには、Firefox Relayにユーザー登録したFirefoxアカウントでサインインし、設定画面にて「ログインとパスワード」の「FirefoxのパスワードマネージャーでFirefox Relayを有効にする」をチェックします。



◆Windowsネイティブ通知

Windowsのネイティブ通知がデフォルトで有効になりました。Windowsのネイティブ通知はWindows 10のリリース時点から提供されてきた機能でしたが、当初Firefoxはそれを利用しようとせずに独自の通知システムにてプッシュ通知を行っていたという経緯があります。その後、利用者からの要望が高かったためネイティブ通知には対応したものの、設定エディター(about:configページ)を通じて設定を変更しないと使用できない、いわば隠し機能のような扱いとなっていました。



◆ロケールの追加

以下のロケールが新たに追加されました。

・フリウリ語(fur):イタリア北東部の国境付近(フリウリ地方)で話されている言語

・サルデーニャ語(sc):イタリア西方のサルデーニャ島で話されている言語

◆formタグのrel属性

HTMLのform要素でrel属性がサポートされるようになりました。これにより、現在のドキュメントとフォームのターゲットとの間の関係を、よりシンプルでかつブラウザ非依存な方法で指定できるようになりました。

◆オリジンプライベートファイルシステムへのアクセス

オリジンプライベートファイルシステム(OPFS)へのアクセスが可能になりました。これには、ウェブアプリケーションがサンドボックス内のファイルシステムとの間でデータを保存および取得できるようにする新しいストレージAPIを使用します。

また、Firefox 111には13件のセキュリティバグフィックスが含まれています。

なお、次期メジャー版となる「Firefox 112」は現地時間の2023年4月11日にリリース予定です。