「外来種」の流入は自然環境や生態系に大きな影響を及ぼすことはよく知られており、日本でも外来種の存在が問題になっている。中国メディアはこのほど、英国を中心に欧州で問題となっている外来種について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 「外来種」の流入は自然環境や生態系に大きな影響を及ぼすことはよく知られており、日本でも外来種の存在が問題になっている。中国メディアの百家号はこのほど、英国を中心に欧州で問題となっている外来種について紹介する記事を掲載した。日本から持ち込まれ多大な被害をもたらしているという。

 記事が紹介したのは「イタドリ」だ。19世紀に日本から観葉植物として持ち込まれたこの植物は、当初多くの植物園で栽培され、その見た目の良さから人気となったと伝えた。

 ところが、ほどなくして英国人は、イタドリの悪影響に気が付くようになったという。イタドリは短期間で大きく成長し、コンクリートすら突き破って成長することもできるため、英国では家屋などに大きな被害が出るようになっている。しかも生命力が強いので薬剤を使って駆除しようとしてもなかなか成功しないようだ。

 実のところ、イタドリは日本だけでなく中国をはじめとするアジア各地でも見られる。しかし日本や中国では英国のような被害はなく、自然環境に悪影響を及ぼしていはいない。これはなぜだろうか。記事は、「中国にはイタドリの天敵であるキジラミがいたからだ」と分析した。イタドリマダラキジラミという虫はイタドリを主なエサとしており、このためイタドリの繁殖を抑えることができるようだ。

 英国は、イタドリ駆除対策として2010年にイタドリマダラキジラミの導入を決定しているが、英国にとっての外来種であるイタドリによる被害がなくなることを願いたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)