2020年7月1日から「レジ袋」が有料化されることをご存知だろうか。

経済産業省のサイトによれば、コンビニや衣料品店、本屋などプラスチック製の買物袋を扱うすべての小売店が対象となる(袋の素材など、一部例外あり)。地域によっては、すでに条例で有料化が導入されている場所もある。

有料化によって、店員の業務が最低でも1つ増えるかもしれない。それは声掛けだ。もし、みなさんがスーパーの店員から、

「レジ袋は有料になりますが、ご利用になりますか?」

と尋ねられたら、何と答えるだろうか。

大体の場合は「欲しいです」「いらないです」のどちらかだろう。だが、そういった受け答えをしない客がいるようだ。

千葉県内のスーパーでレジ係をしている幸子さん(仮名、50代)から、Jタウンネット編集部に一通のメールが届いた。レジ袋が必要かどうかの声掛け業務にストレスを感じるという訴えだ。

メールによれば、あるとき彼女が客にレジ袋が必要かどうかを聞いたところ、

「見れば分かるだろ!袋がなかったらどうやって持って帰るんだ!」

と怒鳴られたという。

有料と伝えると...「じゃあ要らねぇよ」

幸子さんから届いたメールを見ていこう。

「初めまして。私はスーパーのレジ係です。勤務先ではレジ袋が有料となりました。ですが何の意思表示もしないお客様が多く、お会計の際にはレジ袋をご利用になるかお伺いしております」


「必要ですか?」→「見れば分かるだろ!」(画像はイメージ)

ところが、幸子さんが客側に尋ねた途端、

「見れば分かるだろ!袋がなかったらどうやって持って帰るんだ!」

と怒鳴られたという。勤め先のスーパーのレジ袋は2円ほど。有料であることを伝えたところ

「じゃあ要らねぇよ」

とまた怒鳴られたと綴っている。

「怒鳴るお客様は、会計後に自身の手で商品を持っていくか、商品その物が要らないといいます。
そんな人が多くて、最初のうちは呆れていました。今では慣れましたが...」

YESかNOという返事が出来ない客は多いようだ。

レジ袋の有料化によって、幸子さんが遭遇したような客が増えるなど、業務の負担が増えることを心配する店員は少なくないようだ。ツイッターには、次のような投稿も出ていた。

「スーパーやコンビニで『袋要るか要らないかを聞く』っていう仕事が店員に増えるだけで一気に疲れも増えると思う」
「近所のスーパーがレジ袋有料化でレジ袋有無の確認、エコバッグに詰込み作業、レジ袋の値段を確認する人、その場で悩む人、かなり時間を費やす。店員さんの負担はでかい」
「バイトしてる身としては恐怖しかないと申しますか。3円程度でキレてくる客が来ないか心配」

などと店員の仕事量が増えてしまうのではといった懸念や店員とみられるユーザーの書き込みも相次いでいた。

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