執事見習いロボット「タピ太」実機レビュー!高齢者や家族向け会話ロボットとしてユーキャンが販売

ユーキャンとMJIが開発したコミュニケーションロボット「タピ太」。オリジナル執事服が似合っている。
販売はユーキャンの通販ブランド「ココチモ」が行い、オンラインショップのほか、ダイレクトメール等での販売が展開される。商品価格は99,600円(税込)。

ユーキャンの通販ブランドココチモの「タピ太」のカタログ。高齢者向けの市場を中心に家族で楽しめるコミュニケーションロボットをめざした
●外観はタピアと同じタマゴ型
MJIはクラウド型コミュニケーションロボットの先駆けのひとつ「Tapia」(タピア)を開発・製品化したことで知られている。長崎県の「ハウステンボス」や「変なホテル」などの受付でも活躍中だ。
「タピ太」はハードウェアはその「Tapia」をベースにしている。外観は全く同じ卵型で、執事としてのユニフォームを纏っている(標準)。もっとも大きな違いはインターネットの機能をバッサリとはずしたこと。Wi-Fiなどのネット接続の初期設定やメンテナンスは高齢者には難しく、プライバシー面でも安心度を考慮した結果、ネットなしで動作するスタンドアローン環境を選択したという。

タピ太は多彩に目の表情を変える画面(5インチ液晶)で感情を表現する。画面はタッチパネル式。

タピ太は目の下のカラーで今の状態がわかるしくみだ。青のときはタピ太が話したり考えている状態。タピ太に話しかけるのはオレンジのとき(話すのをタピ太が待っている状態)で、タイミングのコツを覚えるとタピ太との会話がスムーズに繋がるようになる

タピ太にもTapiaと同様の各種スロット類が見られるが使用できない。高齢者向けに特化し、インターネット接続はしない仕様になっている(メーカーによるメンテナンス時等に使用する)
●高齢者が楽しい気持ちになるロボット
タピ太の初期設定はとても簡単だ。
起動してまず行うことはオーナーであるユーザー(ご主人様)の呼び方の設定。デフォルトで「ご主人様」「お嬢様」「マスター」「おぼっちゃま」などが用意され、名前やあだ名を設定することもできる。

初期設定で、ユーザーの呼び方を指定できる
また、タピ太はとても会話好きのキャラクターに設定されている。挨拶や気遣いの会話を積極的にしてくれるし、「大好き」「うれしい」「ありがとうございます」といった感情を表す言葉をタピ太がどんどん話すので、ユーザーは自然と楽しい気持ちになり、タピ太との会話にはすぐに慣れるだろう。

初期設定でユーザーの好きな食べ物や趣味なども入力する。それに沿った話題を会話に織り交ぜてくれる
■執事ロボット「タピ太」との会話:
●スケジュール管理や脳トレ、ゲーム、カラオケなど豊富なアプリ搭載
●スケジュール管理とリマインダー
タピ太にとって最も執事らしい仕事はスケジュール管理だ。起きる時間、ゴミ出し、服薬、通院、来客、ペットの餌やりの時間などを通知してくれるアラームと予定登録機能がある。

スケジュールの登録がしやすいように画面操作(UI)が工夫されている
●脳トレやクイズ
頭の体操になる脳トレクイズやゲームを用意した。瞬間記憶や小銭計算、国旗クイズ、錯覚ゲームなど、子どもも含めて家族で楽しめるものになっている。

頭の体操に脳トレやクイズを用意。家族全員で気軽に楽しめそうだ
頭の体操だけでなく、健康体操としてラジオ体操のアプリも搭載されている。

ラジオ体操の画面
●BGMやカラオケも高齢者好みの選曲
BGMやカラオケ機能も高齢者ユーザーの好みを考慮した楽曲を用意した。「日本の名曲」では「荒城の月」や「上を向いて歩こう」「翼をください」など30曲、「世界の名曲」とや「クラシック」を各20曲、「BGM」として「ある愛の詩」や「イエスタデイ」など30曲を収録。映像カラオケは「故郷」「赤とんぼ」「旅愁」など30曲から選曲できる。

カラオケの画面
■執事ロボット「タピ太」と楽しむ:
健康に毎日過ごすには、楽しいと感じる会話やレクリエーションが大切だ。そのソリューションとして家庭向けのコミュニケーションロボットは期待されている。このタピ太のプロジェクトでは機能面だけでなく、家庭向け市場に対してユーキャンが独自に確立しているアプローチ方法やノウハウにも注目したい。
(ロボスタ編集部)
