日本時間の2018年10月30日深夜、Appleが開催したイベントの中で新型「MacBook Air」が発表されました。このモデルには高いセキュリティ能力を持つ「T2チップ」が搭載されているのですが、2018年発売のブック型Macは「物理的にマイクを切り離す」というこれ以上ない確実な方法で盗聴を防ぐ仕組みが取り入れられていることが明らかになりました。

Apple’s new T2 security chip will prevent hackers from eavesdropping on your microphone | TechCrunch

https://techcrunch.com/2018/10/30/apple-t2-security-chip-microphone-eavesdropping/

盗聴を防ぐためにマイクを無効にするという目的を実現すべく「物理的にマイクを切り離す」という画期的(?)な方法をAppleが選択したことは、同社が新たに公開した文書「Apple T2 Security Chip Overview」の中に明記されています。

(PDFファイル)Apple_T2_Security_Chip_Overview



ページをめくり、目次に目を通すと「Page 13」のところに「Hardware microphone disconnect」(ハードウェア的なマイクの切断)という気になる見出しが見つかります。



13ページには、以下の画像のように短い文章が記述されています。そこには「Apple T2セキュリティチップを搭載する全てのポータブル版Macは、パネルが閉じられた時には必ずマイクが無効になる機能を持ちます。この切断はハードウェア的な仕組みだけで実現されるものであり、従って、rootや特権のあるカーネルを含むいかなるソフトウェア、そしてT2チップに実装されるソフトウェアでさえも、パネルが閉じられている時にはマイクにアクセスすることができません。(カメラは切断されません。これは、パネルが閉じられている状態ではカメラの視野が完全に遮られているためです)」と書かれています。



Appleは高いセキュリティ機能を備えたT2チップの搭載を進めることでデバイスの安全性を高めていますが、さらに新しいMacBookは力技でマイクを使えないようにする仕組みが取り入れられていることが判明。「いかにハッキングを防ぐか」という取り組みが重視される中、物理的にアクセスを遮断するというのは実は最強のセキュリティ対策と言えるのかもしれません。

Apple T2 チップを搭載した Mac コンピュータ - Apple サポート

https://support.apple.com/ja-jp/HT208862