強烈なキックを食らっても倒れることなく淡々と進み続けられる驚異的な四足歩行ロボットとして、ボストン・ダイナミクスの「BigDog」が有名です。ロボット開発は世界中で盛んであり、ボストン・ダイナミクスに追いつけ追いこせとばかりに、中国でもスタートアップが誕生して、ロボット技術を磨いているようです。

Unitree-Laikago

http://www.unitree.cc/e/action/ShowInfo.php?classid=6&id=1

This Robotics Startup Wants to Be the Boston Dynamics of China - IEEE Spectrum

https://spectrum.ieee.org/automaton/robotics/robotics-hardware/this-robotics-startup-wants-to-be-the-boston-dynamics-of-china

中国のロボット開発スタートアップUnitree Roboticsが開発中のロボット「Laikago」が、ボストン・ダイナミクスばりの安定性を実現していることは、以下のムービーで確認できます。

Laikago: a four leg robot is coming to you - YouTube

これがUnitree Roboticsが開発した四足歩行ロボット「Laikago」。ボストン・ダイナミクスの「BigDog」や「Spot」を思い起こさせるデザインの4本足のロボットです。



軽快なステップを踏みながら前進するLaikago。



坂道をものともせずに上っていきます。



方向転換して下り。20度の傾斜でも、転倒することなく下りました。



草むらの中を前進するLaikago。かなり不気味です。



安定性のテストでは定番の「蹴り」入れられますが……



すぐに姿勢を整えました。



執拗な蹴りに耐え続けるLaikago。





強烈なキックによって……



膝から崩れ落ち……



ません。片膝が地面に着くほどの蹴りですが、すぐに起き上がり何事もなかったかのように歩き出しました。



座っている男性のもとに、逆さまのペットボトルを背に乗せて歩いてきたLaikago。



男性がペットボトルを取ると、足踏みしつつ、



再び逆さまに乗せられたペットボトルを倒すことなく歩き出すLaikago。抜群の姿勢制御技術を見せつけます。



安定性だけでなく、パワーも十分。人がのったキャリーケースを引っぱるLaikago。なお、LaikagoはWi-Fiによってコントロールされており、自律的に動くことはできません。



足を折りたたんだ状態から……



電源ONで、ゆっくりと立ちあがります。



12個のモーターを搭載しており、さまざまな姿勢をとることが可能。





足の可動域も広そうです。



姿勢制御をテストするために、Laikagoを台の上に置いて、台を大きく揺さぶると……



背中は常に水平状態を維持します。まるで電動ジンバルのような安定性。



開発当初は小石だらけの道ではバランスを崩してなかなか前に進めなかったLaikagoでしたが、最終的には小石の上を平然と進めるレベルまで進化したとのこと。



なお、Laikagoは折りたたむとムービーで登場したキャリーケースにすっぽり収めることができます。



Laikagoを開発したUnitree Roboticsのロボット工学者シン・ワン氏は、ボストン・ダイナミクスのロボットに憧れを抱いてロボット作りをしていることを認めています。記事作成時点ではAIによる自律性は実現しておらず、Wi-Fiでコントロールする仕様ですが、「Laikagoをさらに小型化・単純化すれば、荷物を持って追随して人間を助けることができるでしょう」と、Laikagoの方向性について話しています。Unitree Roboticsは、さらに性能を高めた上でLaikagoを市販する計画で、価格は2万ドル(約210万円)から3万ドル(約320万円)を想定しているそうです。