約20年にわたる長期政権に終止符が打たれるのか、アーセン・ヴェンゲル監督の進退が注目されるアーセナル。クラブの大ファンで、セックス・ピストルズのフロントマンだったジョン・ライドンは、指揮官を代えるべきだと強く訴えている。

アーセナルは公式戦で9戦6敗と不振に陥っている。チャンピオンズリーグ（CL）ではラウンド16でバイエルン・ミュンヘンに2戦合計2-10と大差で敗れ、プレミアリーグでは5戦4敗で6位に転落。来季のCL出場権獲得も危うくなっている。

この不振から、一部のアーセナルサポーターは1998年から指揮を執ってきたヴェンゲル監督の退任を求めて抗議している。ライドンも、監督交代を求める一人だ。『talkSPORT』でのコメントを、『Mirror』が伝えている。


「残念ながら、私はミスター・ヴェンゲルが出ていくべきだと思う。サッカーの世界において、彼は自分のミスを認めることができず、毎年のようにそのミスを繰り返している唯一の人間だ」

「彼が就任したとき、我々（アーセナル）には世界最高の守備があった。それをいかに彼が壊したことか。彼はすべてを壊した」

「すべてこの新スタジアムであり、狂った平凡な帝国だ。テニスの文化みたいだよ。ファンのせいじゃない」

「我々のような真のアーセナルサポーターの代わりに今のスタジアムを埋めているヤツらは外にとどまるだろう。このまま進むことはできない」

「新しいクラブの姿勢はひどい。本当に彼らは全力で我々を追い出した。高額な値をつけて我々の手の届かないものとしたんだ」

「私はロサンゼルスで試合を見るために朝4時に起きている。1時間半後に落胆すると分かっていながらね。ただのゲームさ。でも、たまには勝ちたいだろう」

「ヴェンゲルは必死にはりついているが、ハリケーンが来れば木につかまる彼を吹き飛ばすだろう。展望はひどい。彼はゆっくりと、だが確実に、このクラブを解体しているんだ」

「仲間とも意見は一致しているが、我々はアーセナルが順位を落としてでも、ゆっくりとまた戻ってくるほうが良いと思っている。毎年4位で、4位が1位になるよりね。あの日から、私は彼へのリスペクトを失った」