花粉シーズン到来! アレグラの値段は「処方」「市販」でいくら違う?
花粉の季節になりました。花粉症の人におなじみの「アレグラ」はかつて、購入するには医師の処方せんが必要でしたが、2012年に久光製薬が「アレグラFX」を発売したことで、薬局などでも簡単に入手できるようになりました。
アレグラとアレグラFX――。成分は全く同じですが、医師に処方してもらった場合と、自分で購入した場合でどれくらいの価格差があるのでしょうか。オトナンサー編集部では、厚生労働省関東信越厚生局と日本医療事務協会に聞きました。
まず医師に処方してもらう場合、病院やクリニックでは、全国共通の初診料や再診料、投薬料、処置料がかかります。
【初診料】
2820円
【再診料】
720円(200床以上の大きな病院は730円)
【処方せん料】
680円(ジェネリックなどを希望した場合は700円か710円)
薬局では調剤基本料などがかかる
次に、薬局では調剤基本料、薬剤服用歴管理指導料、内服調剤料、薬価がかかります。こちらも全国共通です。
【調剤基本料】
・410円(街の薬局など)
・250円(大病院付近の薬局など。200円の場合も)
【薬剤服用歴管理指導料】
・500円
・380円(「お薬手帳」を持っていて、なおかつ6カ月以内にその病院で何らかの薬を処方された)
【内服調剤料】
・630円(14日分)
・700円(15〜21日分)
・800円(22〜30日分)
・870円(31日分以上)
【1錠当たりの薬価】
・64.9円(サノフィ製アレグラ錠60mg)
・34.4円(日医工サノフィ製フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「SANIK」、ジェネリック)
・29.4円(富士フイルムファーマ製フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg「FFP」、同)
内服調剤料は日数によって変わります。何日分を処方するかは医師の裁量に委ねられていますが、患者の体調が変化する可能性などを考慮して30日以内となるケースが多いようです。
「初診+再診2回」として両者を比較すると…
これらを考慮すると、病院で診察を受けてサノフィ製のアレグラ4週間分(28日分、56錠)を処方してもらった場合、8560〜8840円の3割自己負担で2570〜2650円がかかる計算です。再診の場合は、6460〜6750円の3割自己負担で1940〜2030円が必要です。
一方「Amazon」ではアレグラFXが28錠・1649円で販売されているため、56錠ならば3298円となり、アレグラを処方された場合より700〜800円ほど高くなります。花粉シーズンは約3カ月であり、再診2回とすると合計1500〜1700円の差額が生まれます。
ちなみに、薬局で指定の医薬品を年間1万2000円以上購入すると、1万2000円を超えた分が控除される「セルフメディケーション税制」が2017年から導入されており、この制度を活用してアレグラFXを購入する人は、アレグラとの差が小さくなります。しかし、医師にジェネリックを希望すれば、この差は大きくなります。
病院に行く手間などを考えなければ、軍配は処方薬に上がりそうです。
(オトナンサー編集部)
