フレッシャーズ編集部

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1月5日放送、「スッキリ!」(日本テレビ)では、新春初セリ。築地市場の初競が行われた。築地最後のマグロ初競舞台に密着すると、朝4時過ぎに東京築地の中央卸売市場にすしざんまいの木村社長登場。築地最後ということで、少し寂しいと語った。

すしざんまいは、去年まで4年連続、最高値でマグロを落札している。中央卸売市場は今年11月に築地から豊洲に移転する。80年余りの歴史に幕を下ろす最後の初競となる。クロマグロの平均落札額は1キロあたり1万円だが、新年の初競には、ご祝儀相場と呼ばれる高値がつく。3年前の初競では、すしざんまいが1キロあたり70万円、222キロのクロマグロを史上最高額の1億5,540万円で落札した。

一方、今回で初競2回めとなる築地すし好では、セリの2時間前に会議をしていた。セリの様子は報道陣には非公開だ。最高値のマグロはすしざんまいが5年連続で落札。青森の大間のマグロを1,400万円で落札した。ここ10年ほどは、マグロの初競はすしざんまいと香港に本社を置く寿司チェーンなどによる熾烈な落札競争が行われてきた。すしざんまいが落札した3年前の1億5540万円をピークに、祝儀の値をおさえた落ち着いた取引となっている。木村社長は、今年のマグロは良いマグロ、最高ですと語り、来店を呼びかけた。

正月の初競で1,400万円払っても、各社で報道してもらえるとあらば、広告費としては安い。

築地では、年末、正月、GW、花見の時期などに大きく値が上がる。基本的にセリで決まるため、価格は年間を通じて安定しない。供給量も一定ではないため、直販がしづらい海産物は、全国の市場に流すのが一番効率が良い方法だと考えられている。

市場では仲買人と仲卸人が入札し、その日の出来によって最高値が決定される仕組み。築地は朝早くから動いており、入荷が夜の0時で3時や4時頃にセリが行われている。基本的に、メインとなるマグロやウニなどの大物から、クズうになどの小さなものまで、すべて引き取ってくれるため、水産加工業者にとっても、築地市場はありがたい取引先だ。だが、最近はインターネットなどで築地市場以外で販路を見つけようとする加工業者も多い。また、ふるさと納税などの返礼品としても、水産加工業者の製品が使われることが増えてきた。