「セブンティーン」の戦後特集が話題 憲法9条に対するリアルな声も

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 女性ファッション誌「セブンティーン(Seventeen)」9月号の特集「17sで考えよう "戦後70年"」が話題を集めている。ファッション誌で戦争や政治をテーマにした特集が組まれるのは異例で、論争が過熱している憲法9条や沖縄の米軍基地についても紹介している。 「Seventeen」の戦後特集が話題の画像を拡大

 「17sで考えよう "戦後70年"」では戦争や憲法9条、沖縄の米軍基地、18歳からの選挙権など8つテーマを設定。憲法学を専門に持つ木村草太氏とともに、ディスカッションを行った10代女性の意見を掲載している。憲法9条については「戦争に参加することになるかもだから、改正はイヤだ」「国際支援をしやすくするためのものであることを認識すべきだと思う」などリアルな意見が挙げられ、参加資格が18歳に引き下げになった選挙権においては「国民が一番何を訴えているか、何を思っているかを考えてそれを一番わかってくれる人に投票したい」や「しっかりと考えをもって政治に参加したい」といったコメントが寄せられている。SNSでは「高校生に読まれている雑誌だけに、影響力は大きい」や「選挙権のない世代まで動き出してる」と同誌の特集内容に驚く声が広がっている。各地で学生による安保法案反対デモが行われているなか、同誌の特集は10代の政治に対する興味や関心をより深める機会となりそうだ。