昨年夏はまだ幼さを残していた右腕が、大人の雰囲気を漂わせながら甲子園のマウンドに帰ってくる。高川学園(山口)のエース右腕・木下瑛二は、昨秋の中国大会から独自のルーティンを取り入れた。マウンドに上がると、深く目を閉じ、大きく深呼吸をする。最上級生としての自覚。かつてひとり相撲で自滅した姿を微塵も感じさせない、凜とした立ち姿に確かな成長の跡がうかがえた。「深呼吸をして、『自分はできる』と思って毎回