大林素子

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1964年に開催された「東京五輪」から50年の節目となった、10月10日。都内にて、7名のオリンピアン、パラリンピアンが参加した記念イベントが行われていた。

7名が繰り広げたトークで多くの笑いを勝ち取ったのは、バレーボール競技の大林素子。スポーツ選手として活躍する前のエピソード、「小学生のときは、歌って踊れるアイドル歌手になりたかった」と過去の自分をさらけだしていた。

「小学6年生で170cm。ランドセルを背負えなくなって、校長先生が『いいよ』って言ってくださって、一人だけ手提げカバンだった」と笑いを誘った。

その振り返りから、苦い思い出も口にしていた。

「背が高くって『羨ましい』と言ってくださる方もいるのですが、ちょうどその頃にイジメっていうか『ウドの大木』『デカ林』『ジャイアント素子』って、同級生の男子たちにからかわれたんです」と明かす場面があった。

そして「『でっかい女に、歌手は無理』『アイドルなんでお前なんかに出来るワケない』とも言われて、夢が破れた時期だった」と続けていた。

だが、そんなときに「アタックNo.1」というテレビアニメを見て、視界が開けたことを言い表し、「身長をいかせるスポーツを見つけた。私をイジめていた男子4人組を見返したい」という思いに切り替わったそうだ。

最初は、その男子たちをギャフンと言わしたい考えだったそうだが、(バレーボールを)「やってみたら楽しいし、武器になっていった」とプラス方向に働いたという。

「オリンピックに出ることになって、彼らと再会したら、近寄ってきて『大林、サインくれよ』と言われました」と言って、大笑い。「今だに、応援してもらっています」と嬉しそうに話していた。

「自分のコンプレックスを武器に出来た。私の生命線には、バレーがある」と来場者に伝えていた。

この日の司会者は、荻原次晴、宮下純一小谷実可子。そして、上村愛子大林素子、小野清子、大日方邦子、三宅義行、入江陵介佐藤真海らが出演者だった。









▼ 大日方邦子







▼ 荻原次晴





▼ 小野清子



▼ 三宅義行