住宅ローンが歴史的低金利で利用拡大、銀行の熾烈な金利競争が再燃
住宅ローンの借り換えや新規申込みが活発化している。歴史的な低金利に加え、2014年4月に予定されている消費増税の実施まえに住宅を取得しようという駆け込み需要も背景にあるようだ。この機を捉えて銀行では、活発な金利引き下げキャンペーンを展開している。主要銀行の住宅ローン金利を調べていくと、7月から9月の期間限定などで、金利引き下げキャンペーンを実施している事例が目立つ。この夏、住宅ローンの借り換えや、新規に住宅取得を考えている人には有利な条件で借り入れるチャンスといえる。
主要銀行に住宅ローンの売れ行き等をヒアリングすると、昨年までは低金利の恩恵を受ける「変動金利」の住宅ローンを申し込む人が多かったものが、今年春以降は、5年−10年の「固定金利」の住宅ローンを選択する人が増えてきているという。
長期金利の基準になる10年国債金利は、2013年3月には0.4%台にまで低下し、5月には一時0.9%台に上昇したものの、依然として歴史的な低金利状態を維持している。この金利の変動は、10年固定の住宅ローン金利にも反映し、5月以降は、10年固定住宅ローンの金利が多くの銀行で引き上げるという動きもあった。
2013年7月の「10年固定」住宅ローンの金利(最優遇金利)を調べていくと、メガバンクでは、みずほ銀行が1.65%、三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行が1.70%。地方銀行では千葉銀行が1.70%、横浜銀行が1.75%などとなっている。ネット銀行では、住信SBIネット銀行が1.43%、ソニー銀行が1.64%だ。
短期固定においては、三井住友銀行が7月末まで、みずほ銀行と東京三菱UFJ銀行が9月末までの期間限定で、「3年固定」の住宅ローン金利を年0.6%にする期間限定のキャンペーンも実施。ネット銀行においては、住信SBIネット銀行が年0.59%(3年固定)と、熾烈な金利競争を展開している。
銀行の住宅ローンの実行条件は、各銀行で異なるので、具体的な金利については、直接、銀行に問い合わせる必要がある。銀行各行では休日のローン相談会も活発に開催し、ネット銀行では電話やメールによって相談を受け付けるなど、ローン相談の窓口は大きく開かれている。この機会に相談をしてみることを検討したい。(編集担当:徳永浩)
