担当M(以下M):序盤のJリーグでは、これまで優勝経験のあるチーム、鹿島、G大阪などが苦しんでいます。そして仙台が好調をキープ。これはラモスさんにとっても意外な展開ですか?

ラモス(以下R):あまり予想できた人はいなかったんじゃないかな。いろいろなクラブで体制が変わっているから多少は想像できても、ここまでとは思わなかったでしょうね。だけど、これはいろいろなチームが大きく戦力を伸ばしたからではなくて、当然優勝を狙わなければならないチームに調子が出なかったから混線になっているのだと思います。

M:序盤戦に勝っているチームの特徴は何ですか?

R:チームとしてまとまっていること。団結力のあるチームが上位にきてますよ。序盤戦でそんな力をみせた典型的な例は磐田だと思いますね。前田(遼一)も駒野(友一)も残ったというのはあるでしょうけど、それでも躍進できる要素はそう多くはなかったはずです。ただ、チームとしてうまくまとまった。仙台にしても、確かにあの熱狂的なスタジアムのホームで勝つのはわかります。だけどアウェイでも勝っているのは団結力のおかげですよ。だから逆に言いたいのは、他のチームよりも戦力に恵まれているチームは、しっかりしてくれよ、ということです。最初に挙げた2チーム以外にも、名古屋、川崎なんかには、もっとがんばってもらわないと。浦和は頑張っていると思いますけどね。浦和は期待できると思わせてくれる序盤戦でした。

M:期待に応えていないチームはどうすればいいのでしょう。G大阪も川崎も指揮官を交代させましたが……。

R:僕は代えるにしても13節まで待つべきだったと思いますね。ちょっと早すぎます。だいたいそんなに早い時期に代えるんだったら、去年の間に見切りを付けておかないといけなかったはずですよ。

M:では、この序盤戦で上位に進出しているチームの勢いはこのまま続くでしょうか。

R:どうかなぁ。まとまりだけでシーズンを乗り切るのは大変だと思いますから、調子がいい間に次の手を打っておくというのが大切でしょうね。それにやはり戦力豊富なチームというのは次第に順位を上げてくると思いますよ。

M:ということは、これからどんどんドラマが生まれるということですね。

R:そのとおり。意外とも言えるスタートでしたが、そのぶんおもしろさも増えましたね!!