担当M(以下M):ブラジルワールドカップ、アジア3次予選で9月の日本代表は北朝鮮とのホームゲームに1-0、アウェイのウズベキスタンでは1-1の引き分けに終わりました。そして間もなく10月、ホームのタジキスタン戦が待っているのですが、まずここまでの戦いぶりについてどう感じていますか?

ラモス(以下R):僕は今回のブラジルワールドカップに日本に出場してほしいと、強く思ってます。まずはどんな形でも出場権を獲得することが大事です。これまでの試合内容について問題がないとは言いませんが、予選で必要とされるのは結果ですからね。その意味ではよくやっていると思います。

M:北朝鮮戦はギリギリでしたが勝利を収め、ウズベキスタン戦は先制されたものの同点に追いつきました。

R:アジアで日本と対戦する相手は、必ず引いて守ってきます。引き分けで十分だと思っているでしょう。そんな相手と戦うときにいい戦術があります。[3-3-4]ですよ。

M:[4-3-3]ではないのですか?

R:いいや、相手のCBに一人ずつFWをぶつけるんです。そして両SBの前にもFWを置きます。

M:すると相手のMFが5人または4人だと思うのですが、日本は中盤を3人で守ることになります。

R:いや、そうならないでしょう。相手のDF4人に対して日本のFWが4人いたら、きっと相手のボランチが1人引いて5バックの形にしてくると思います。すると相手の中盤は多くて4人。アジアのレベルなら、相手が4人でも日本のMF3人で守れますよ。ただ、カウンターには気をつけなければいけないので、DFはあまり上がらないことになるでしょうね。

M:押し込むことはできるでしょうが、相手ゴール前の人数が多すぎて逆に崩せないのではないでしょうか。サイドを使ったほうがいいのでは?

R:ゴール前に選手がたくさんいるのに、単純にクロスを入れてもはじき返させるだけなんです。だからサイドを使うことに固執すると、かえってリズムが単調になるでしょうね。むしろゴール前での素早いバス回しのほうが崩せると思いますよ。U-22日本代表が前半得点を生んだ形のようにね。

M:清武弘嗣選手のパスから東慶悟選手が決めた先制点は、確かに中央突破でした。

R:[3-3-4]なら、速いパス回しが得意な日本の特長を生かせると思いますよ。どうでしょう、このアイデア、ザッケローニ監督は採用してくれないかな?

M:日本代表のスタッフの方々、ご連絡をお待ちしています!