夏場所を制し、若元春(左)の横でバンザイする若隆景(24日)

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 小結若隆景(荒汐)が、25場所ぶり2度目の優勝を果たした大相撲夏場所をデイリースポーツ評論家で元横綱武蔵丸の武蔵川親方が総括した。

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 優勝した若隆景は調子が良かったんだろう。自分の相撲を取りきっていた。当たって前に圧力をかけて、相手に相撲を取らせないのが大きかったよ。決定戦も霧島に相撲を取らせていたら、勝てていなかったと思う。

 霧島は途中からおかしくなった。立ち合いで当たれなくなっていた。微妙なところだけど、一度崩れてしまったら、体も大きくはないから苦しくなる。13日目に琴栄峰にうっちゃりで勝ったけれど、ケガにつながるからやってほしくないよね。調子が悪くても勝てるのは運でしかない。大関復帰で12勝3敗は悪くないが、最後は締めてほしかった。横綱大関で一人しかいなかったからね。

 新関脇の熱海富士と琴勝峰は勝ち越したけれど、もう少し頑張って優勝争いに絡んでほしかった。二人ともスタートが良くない。熱海富士は立ち合いが雑。腰を割って、両手をちゃんとつけてほしい。琴勝峰はバタバタして、逆転負けが多い。足が出ていなかったね。

 義ノ富士は大関に早く上がってほしいな。勢いがあって、攻める相撲が多い。基本は右四つだけど、突っ張りもできる。まわしにこだわらず押してほしい。14日目に藤凌駕に負けたのが惜しかった。あれがなければトップに並んでいたのにね。雑に攻めて失敗するところは直してほしいな。

 休場の豊昇龍は足を開いて残す癖があって、前から危ないと思っていた。高安戦はそれでケガしちゃった。大の里、琴桜、安青錦はケガを治すのが第一。皆パリ公演に出るみたいだけど、痛いのなら無理はしないでほしい。次の場所も同じことになっちゃうよ。