超貴重!叔母の遺品「モモイロサンゴ」が550万円に!「正直いらない」依頼人も驚き:開運!なんでも鑑定団

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5月19日(火)に放送した「開運!なんでも鑑定団」(毎週火曜 夜8時54分)。海の宝石・モモイロサンゴに驚きの高値がついた。

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依頼品は「モモイロサンゴ」。
3年前、さまざまな骨董品をコレクションしていた依頼人の叔母が103歳で他界。叔母は特別骨董好きだったわけではないものの、頼まれると断れない性格で、焼き物や掛け軸などさまざまな品を購入していたという。

子どものいなかった叔母の世話を長年していた依頼人は、20年前にそのコレクションをすべて譲り受けた。自身は骨董にあまり興味がなく、「正直、いらない」と感じていたが、その中で一つだけ「凄い」と思わざるを得なかったのが、このモモイロサンゴだ。
依頼人によると、小笠原諸島で採取されたもので、叔母が41年前に展示会で勧められて購入。当時の購入価格は200万円だったという。


サンゴは植物や石ではなく、イソギンチャクやクラゲの仲間である刺胞動物門に属する“動物”。
大きく浅い海で褐虫藻と共生しエネルギーを得る「造礁サンゴ」と、光の届かない深海でプランクトンを捕食する「宝石サンゴ」の二つに分類され、モモイロサンゴは宝石サンゴの一種。骨格が非常に硬く、磨くことで宝石のような美しい輝きを放つのが特徴。その成長は極めて遅く、大人の小指ほどの大きさに育つまでに数十年もの歳月を要する。

宝石サンゴの歴史は古く、紀元前の地中海でベニサンゴが採取されたのが始まりとされる。これが交易品として世界各地に運ばれ、王侯貴族の装身具などに加工された。

日本では1812年、土佐の室戸沖で赤い宝石サンゴが偶然採取されたことで、日本近海にも生息していることが判明。地中海産よりも色が濃く、極めて質が高かったため、またたく間にヨーロッパでも最高級品として評判を呼んだ。これが「アカサンゴ」で、中でも最も色の濃いものは「血赤」と呼ばれ、世界中のコレクター垂涎の的となっている。

明治時代に入ると本格的なサンゴ漁が始まり、アカサンゴだけでなく「シロサンゴ」や「モモイロサンゴ」も発見された。シロサンゴは乳白色や薄いセピア色のものが多く、比較的安価で取引される一方、モモイロサンゴはその清らかな美しさから、アカサンゴと並ぶ最高級品とされる。


改めて依頼品を見てみよう。
高さ50センチ、幅35センチの立派なサイズで、全体的に赤みを帯びた美しいピンク色をしているが、枝先の一部は白く、まだら模様になっている。
本人評価額は、叔母の購入額と同じ200万円。


鑑定額は…なんと550万円!

鑑定を担当した「ワールドコーラル」代表取締役社長・近藤健治氏は、紛れもない本物のモモイロサンゴだと太鼓判を押す。

「スカッチ」と呼ばれる種類のサンゴで、モモイロの地色の中に白い部分が斑状に混ざり合っているのが最大の特徴。この独特な色合いの変化こそが、スカッチの醍醐味であり、鑑賞価値を大きく高めているという。
さらに、このサンゴが生息していたのは水深約250メートルの深海で、ここまでの大きさに成長するまでには、約300年もの歳月がかかっていると解説した。

「今後、これほど大きなものを手に入れることはなかなか難しいと思いますので、ぜひ末永くお持ちいただきたい」(近藤氏)

これを受け、依頼人は「びっくりしました、正直」と驚きを口にした。