中国、超高泌乳ヤギの大量クローン化に初めて成功

【新華社咸陽5月19日】中国の西北農林科技大学(陝西省咸陽市)のヒツジ・ヤギ遺伝改良・生物育種イノベーションチームがこのほど、重要な核心技術を用いて課題を克服し、最高レベルに泌乳能力が高い体細胞クローンヤギ6頭の作成に成功した。富平奶ヤギ産業研究院の試験基地で無事誕生した6頭は、数日間の観察後も健康状態も良好という。国内で初めて超高泌乳ヤギの大量クローン化の実現で、中国の乳用ヤギの生物育種が世界トップレベルに到達したことを示している。
乳用ヤギは中国の特色ある酪農産業の中核を成す遺伝資源だが、長年にわたり優良な種畜の供給不足、育種期間の長期化、繁殖効率の低さといった課題を抱え、産業の高度化と構造転換の妨げとなってきた。同大学は今回、関係機関と連携し、ゲノム選抜と体細胞クローン技術を統合した最先端の分子育種システムを活用した。1日8キロ以上のヤギ乳を生産できる最高レベルの泌乳能力を持つザーネン種の乳用ヤギをドナーとして用い、良質な体細胞を高精度に分離し、細胞株の樹立、胚の再構築、胚移植、妊娠モニタリングなどの全プロセスを最適化することで大量クローン化に成功し、超高泌乳ヤギの優良遺伝子の精密な複製と迅速な増殖を実現した。
チーム責任者の王小竜(おう・しょうりゅう)教授によると、今回大量クローン化された超高泌乳ヤギは雄4頭、雌2頭で、乳脂肪率や乳タンパク質率などの主要品質指標が通常のヤギと比べて著しく優れているほか、繁殖能力が安定しており、環境適応力が高く、耐病性にも優れている。(記者/呉鴻波、姚友明)
