負傷のエースは、無念の落選となった。日本サッカー協会(JFA)は15日、北中米ワールドカップに臨む日本代表メンバー26人を発表したが、MF三笘薫(ブライトン)の名前はなかった。今月9日に負傷し、コンディション面の不安が懸念される中、メンバー発表会見で森保一監督は「三笘選手が怪我をして、今大会の大会期間中には復帰は難しいということで、メディカルから報告を受けて、選出を断念した」と説明した。

 三笘は今月9日のプレミアリーグ第36節ウォルバーハンプトン戦で負傷。後半10分に左太もも裏付近の臀部に近い部分を痛めて交代した。ファビアン・ヒュルツェラー監督は14日の会見で「今季残り試合は欠場する」と明言。「現時点でW杯に間に合うかはわからない」と慎重な見通しを示していた。

 日本代表にとって代えの利かない存在であることは間違いない。前回大会での“1ミリ”の躍動から、3月のイングランド代表戦では決勝ゴールを記録するなど、大一番で圧倒的な勝負強さを発揮してきた。一方で、直前の負傷で実戦復帰の見通しが立たず、森保監督も苦渋の決断に至った。

 日本は6月14日にグループリーグ初戦を控えている。FIFAの規定では、本大会メンバー提出後に重傷者が出た場合、グループリーグ初戦の24時間前まで予備登録メンバーとの入れ替えが認められている。ただ、森保監督は大会直前まで状態確認を続けるリスクも考慮し、最終的に招集を見送った。