JRT四国放送

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ジャズ音楽が大好きという阿南市の高校生たちが、ジャズを続けていきたいと楽団を結成しました。

5月10日には、設立を記念したコンサートが開かれ、約600人が若者の奏でる音楽に聞き入りました。

迫力あるジャズ音楽を奏でる、徳島ジュニアジャズ楽団。

ジャズが大好きという、阿南市の高校生26人が立ち上げました。

ある休日。

制服がばらばらの高校生たちが集まってきました。

阿南第一・第二中学校の卒業生です。

ふたつの中学校はジャズを中心とした音楽活動が盛んですが、卒業後、県内の高校にはジャズを続けられる部活はありません。

そのため今回設立されたのが、この徳島ジュニアジャズ楽団です。

(元阿南一中 吹奏楽部・江上舞さん)
「もともと楽団を作るっていう話は聞いていて、その楽団に高校生のうちに参加できることがとっても嬉しかったです」
「高校の吹奏楽部に入っているので、高校の練習の時間、ジャズの練習をも持ち込むのはよくないと思っていますから」
「朝練とかでちょっとだけ吹いて、区別しながらやっています」

(阿南一中 吹奏楽部顧問・遠藤佳代 教諭)
「中学校を卒業して高校でジャズをやる場所がないっていうことで、音楽を辞めてしまう子がたくさんいたんですね」
「吹奏楽部で頑張っている子もいるんですけれども、やっぱりジャズがやりたいっていう子がたくさんいて」

阿南第一中学校の遠藤佳代教諭。

長年、阿南第二中学校でジャズバンド部の顧問を勤め、今回発足したジュニアジャズ楽団の指導も担当しています。

楽団は高校生たちの思いを、県内の「ビッグバンド サニー サイドジャズオーケストラ」の林郁夫さんらが後押しする形で、発足にこぎつけました。

こちらは阿南第二中学校ジャズバンド部、元部長の佐藤由衣さん。

(元阿南二中 ジャズバンド部・佐藤由衣さん)
「中学校の部活でジャズをやっていて、私自身ジャズがめっちゃ好きだったので、またできるって聞いてすっごい嬉しかったです」
「吹奏楽とは違って自由なところがあるので、めっちゃ楽しいです」

(記者)
「大変なことはありますか?」

(元阿南二中 ジャズバンド部・佐藤由衣さん)
「(メンバーが)寄せ集めでもあるので、全員が揃わないことが多くてすごい大変です」
「まだまだ至らないところがありますが、最後の残りの時間で仕上げていきたい」

(阿南一中 吹奏楽部顧問・遠藤佳代 教諭)
「週一回しか集まれる日ないし、きょうは全員おらんし。その中で、まとめていく難しさじゃわな」
「難しさもあるけど、それでもやりたいって集まってきている訳だから、それをなんとか克服しないと」

迎えた本番当日。

開場と同時にお客さんが続々と入場、ホールは満席になりました。

設立コンサートには「ジュニアジャズ楽団」のほか「阿南第一」「第二中学校」、そして「サニーサイドジャズオーケストラ」も出演します。

(元阿南二中 ジャズバンド部・佐藤由衣さん)
「楽しんで頑張りたいと思います」

本番前には、林さんも応援に駆け付けました。

(サニーサイドジャズオーケストラ・林郁夫 代表)
「ジュニアジャズ楽団、ファイト!おー!」
「ファイト!おー!ファイト!おー!」

(元阿南一中 吹奏楽部・江上舞さん)
「胸の高鳴りといいますか、わくわくが抑えられなくて、この一瞬一瞬を楽しむことができたかなと思います」

(元阿南二中 ジャズバンド部・佐藤由衣さん)
「私たちのバンドのことも知ってもらって、ジャズをもっと広めていきたいなと思います」

ジュニアジャズ楽団の特別顧問で、県出身の音楽家・住友紀人さんも登場。

生徒たちと共演を果たしました。

気がつくと、立ち見客で溢れるまでに。

(見に来た人)
「きらきら輝いた顔で演奏していたので、とても感動しました

(見に来た人)
「すごくかっこよかったです」
「華麗でした」

(観客の中学生)
「めっちゃすごいうまくて、び っくりしました」
「(ジュニアジャズ楽団に)入 ってみたいです。みんなみたい にもっと上手くなって、いろんな 所で吹いてみたいから」

(サニーサイドジャズオーケストラ・林郁夫 代表)
「一生懸命さが伝わりますよ。 あしたからまた練習かなと思うけど、それを思い出させてくれ ましたね。熱い気持ちが」

フィナーレは「ジュニアジャズ楽団」「阿南第一」「第二中学校」「サニーサイドジャズオーケストラ」4グループのコラボによる演奏。

阿南がジャズに包まれた一日となりました。

徳島ジュニアジャズ楽団の歩みは始まったばかり。

これから、どのような旋律を奏でてくれるのでしょうか。