「保冷剤」にも影響 イラン情勢で供給不足懸念 有料化に踏み切る店も
イラン情勢は、夏場に欠かせない保冷剤にも影響を及ぼしています。東海地方でも保冷の有料化に踏み切る店が出てきています。
保冷剤の需要が高まる夏を前に、有料化に踏み切る全国に100店舗以上を展開する食料品専門店「北野エース」。
地元のこだわり商品から世界の変わったものまで、多種多様な食料品を取りそろえています。
多くの冷凍食品を扱うこの店では、これまで冷凍食品の購入客に、保冷剤を無料で提供していましたが…。
「5月から1個税込み11円でお客さんに負担してもらっています。保冷剤の有料化はレジ袋の有料化の時に予定していましたが、今回の中東情勢があって、保冷剤も夏場に値段が上がる可能性もあるので、この機会に有料化にしました」(KITANO ACE ラシック店 土居勇介店長)
今は、保冷剤そのものの供給に大きな問題はないものの、瓶を包む包装紙や袋など資材の調達に遅れが出ているといいます。
今後の供給不足への懸念とプラスチック製品の削減の観点から、保冷剤の需要が高まる夏を前に、有料化に踏み切りました。
保冷剤有料化にお客さんは…
お客さんの反応は―
「夏だと保冷剤が重要になってくるので、11円だと悩むところがあります。仕事終わりで来るなら保冷剤のバッグを持っているので、それを持ってきたらいいかなと」(買い物客)
「いままで無料で持って帰れたのが逆にすごいと思う。ケーキ買うとか決めたら保冷バッグを持って行くけど、こういうところでフラっと買うときはその場で決めること多いので、そのときは保冷剤を買うと思う」(買い物客)
「先を見越したときに早めに先手を打つ、 行動していくのを会社でしている状況です。保冷バッグを持参してもらって商品を購入してもらうと、近場なら保冷剤がなくても持ち帰りできるのでお願いしたいです」(KITANO ACE ラシック店 店長・土居勇介さん)
保冷剤の供給の見通しについて、大手メーカーは―
「保冷剤は中身がゲル状になっているが、そのゼリー状にするためのポリマーがナフサ不足の影響を受けている。より大きい影響を受けているのは、外側のフィルム。悪化すれば今後少し供給不足になる可能性はある」(保冷剤の大手メーカー)
先行きが見通せない中東情勢。保冷剤の有料化や供給不足がさらに広がる可能性があります。
