離陸中の航空機にはねられ死亡、フェンスを乗り越えて滑走路横断 米デンバー空港

(CNN)米コロラド州のデンバー国際空港で8日遅く、外周フェンスを乗り越えて滑走路を横断した人物が2分後、フロンティア航空の航空機にはねられ死亡する事故があった。
はねられた人物の身元は特定されていない。空港の声明によると、空港職員ではないとみられている。
フロンティア航空の声明によると、エアバスA321型機の4345便はデンバー発ロサンゼルス行きで、乗客224人と乗員7人が搭乗。当初は現地時間午後10時39分の出発を予定していた。
フロンティア航空は説明では、出発時に「離陸中の機体が滑走路上の歩行者と衝突した」という。空港によると、事故は現地時間午後11時19分に発生した。
「客室内で煙の報告があり、パイロットは離陸を中止した。その後、念のため乗客を非常用スライドで安全に避難させる措置が取られた」としている。
空港は9日早朝の声明で、エンジンから一時的に出火したものの、デンバー消防局によってすぐに消し止められたと説明した。
緊急対応隊が現場に駆けつけ、乗客はターミナルへ移動した。空港によると、12人が軽傷を負ったとの報告があり、そのうち5人は地元の病院に搬送された。
乗客のホセ・セルバンテスさんは、機体が上に傾き始めたと感じたところで、大きな音が聞こえたと振り返った。
セルバンテスさんはCNN提携局KCNCの取材に「右側を見ると、右の主翼が燃え上がっていて、まるで爆発しているようだった」「機体は再び着陸し、左右にぐらつくようにして停止すると、すぐにエンジンが切られ、機内は煙で充満し出した」とコメント。
「焼け死ぬと思った。火と煙が見えた瞬間、もう自分は焼けてしまうんだと思った」と語った。
空港によると、乗客の大半は9日午前までに、フロンティア航空の別の便でデンバー国際空港を出発したという。
CNNは他にも情報がないかデンバー消防局とフロンティア航空に問い合わせている。空港当局によれば、事故は現在も調査中。
