「休養発表」のバナナマン日村勇紀に見られた“抜け殻”症状 問われる芸能界の「働き方改革」

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口数が少なく、ボーっと

人ごとではない――。

お笑いコンビ『バナナマン日村勇紀(53)が4月28日、当面の間、休養することを発表した。

所属事務所は公式サイトで『バナナマン日村勇紀についてのお知らせ』と題し

〈今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、医師より休養が必要との判断に至りました。これを受け、当面の間、休養に専念させていただき、心身の回復を第一に、コンディションを整えながら、落ち着いて過ごしてまいります〉

とした。

日村はテレビ東京系『YOUは何しに日本へ?』やTBS系『バナナサンド』『バナナマンのせっかくグルメ‼』、フジテレビ系『奇跡体験! アンビリバボー』などコンビの仕事を含めて計11本のレギュラー番組を持つ売れっ子。テレビ各局は1日も早い回復を願い、現時点での降板は考えていないという。

気になる病状について、相方の設楽統(53)は一人で出演したラジオ番組で

「そんなたいしたことじゃないんだけど、熱が出ちゃって……」

「先週ぐらいかな。『寒い』と。今思えば、あの日村さんが『寒い』と言うことはない」

と証言。どうやら原因不明の熱が続き、体温調節機能にも異変が生じているようだ。

日村を知るテレビ局関係者は、本サイトの取材に対し、

「現時点で日村さんが大病を患っているという話は聞きません。シンプルに疲れが出たのかな、と。最近は現場でも口数が少なく、ボーっと“抜け殻”のように床の一点を見つめる姿が印象的でしたね」

と語る。

レギュラー番組11本は尋常ではない。1日1本以上の仕事をこなし、場合によっては深夜まで撮影が及び、ろくに寝ないで翌日の仕事に向かうこともある。

お笑い芸人のケンドーコバヤシ(53)は’21年1月に出演したラジオ番組で、2日以上の不眠を余儀なくされるハードスケジュールをこなしていたところ

「お台場歩いている時に、雨降ってへんのに靴ビショビショになってて。なんや? って思ってたら(無意識に)オシッコ漏らしててん」

と告白。病院に駆け込み「自律神経失調症」と診断されたという。

来た仕事はすべて受けたい

自律神経は循環器、消化器、呼吸器などの活動を調整するために、つねに働き続けている神経だ。体の活動時に活発になる交感神経と、安静時に活発になる副交感神経があり、その2つのバランスが狂うと自律神経失調症になる。医療関係者によれば

「原因は不規則な生活、睡眠不足、ストレス、寒暖差などさまざまです。症状も頭痛やめまい、熱、全身の倦怠感、息切れや動悸、イライラなど多岐にわたります」

と解説する。悪化すると、うつやパニック障害など心的な病気を併発する可能性がある。中堅プロダクションの芸能マネジャーは、取材にこう明かす。

「芸能界でも自律神経の乱れでダウンするタレントやスタッフが増えた。総じて言えるのは働きすぎ。病院に行っても感染症等の病名がつかないため『ちょっと疲れが出ただけか』と判断してしまい、悪化するケースが見受けられる」

バナナマンは所属事務所ホリプロコムの稼ぎ頭。いちタレントに仕事が集中してしまうのは、芸能界ではよくあることだが……。

「マネジャーとしては来た仕事すべて受けたくなる気持ちはわかるが、そろそろ芸能界も“働き方改革”に着手すべき。スケジュール帳に1日空白があるだけで上司に怒られるというのは、おかしい。しんどい時は休まないといけない」(同・芸能プロマネジャー)

設楽はMCを務める『ノンストップ!』(フジテレビ系)の中で日村に

「今は体の回復に向けてゆっくりと休んでください」

とエール。今は復帰を焦らず、ゆっくりと静養してほしいものだ――。