米空母の艦載機が離着陸訓練 5月7日から硫黄島、厚木代替の可能性も

在日米海軍司令部(横須賀市)は30日、横須賀基地に配備されている原子力空母ジョージ・ワシントンの艦載機の陸上空母離着陸訓練(FCLP)を、5月7日から17日までの間に硫黄島(東京都)で実施すると発表した。4月30日までに防衛省にも通告した。
同司令部によると、硫黄島の悪天候により訓練が予定通りに完了しない場合、厚木基地(大和、綾瀬市)や横田基地(東京都福生市など)など4カ所を代替施設として使用する可能性がある。その際には、騒音など住民への影響を最小限にとどめるように努めるとしている。
FCLPは空母出港を前に、空母艦載機パイロットの練度維持・向上のため、滑走路を空母の甲板に見立てて、着陸後すぐに離陸する「タッチ・アンド・ゴー」を繰り返す。ジェットエンジンによる騒音を伴うため本来は硫黄島で実施されているが、昨年9月のFCLPは噴火活動の影響で米軍岩国基地(山口県)で実施した。
悪天候時の訓練代替施設に指定された厚木基地の地元自治体の大和、綾瀬の両市は30日、「甚大な騒音が発生する着陸訓練実施は断じて容認できない」とした上で「いかなる事情があっても、全てを硫黄島で実施するよう強く要請する」などとした要請文を同基地司令官のニコラス・ルクレア大佐に手渡した。茂木敏充外務相、小泉進次郎防衛相宛にも送付した。
