元検事正からの性被害を訴えた女性検事、辞表提出へ…「仕事続けたいが環境整わない以上は戻れない」
準強制性交罪に問われた大阪地検の元検事正・北川健太郎被告(66)(公判中)の捜査を巡り、被害を訴えた女性検事が30日、勤務先の検察庁に辞表を提出することが分かった。
自身を中傷したとする名誉毀損(きそん)などの疑いで告訴・告発し、不起訴となった女性副検事についても同日、大阪の検察審査会に審査を申し立てる。女性検事が読売新聞の取材に明らかにした。
女性副検事について、大阪高検は昨年3月、不起訴とした。一方、女性副検事が女性検事の名前を同僚に伝えたことなどが不適切な言動にあたるとして戒告の懲戒処分とした。
女性検事は一連の処分への不服を訴えており、今年3月、第三者委員会を設置しての調査を法相と検事総長に要望。「検察庁内でハラスメントが横行している」などと訴えていた。
女性検事は辞職の意向を固めた理由について、「第三者委の調査に関して回答がなかった。仕事を続けたいが、環境が整わない以上は戻れない」と語った。検察審査会への申し立てについては、「不起訴に至るまでの捜査が不十分で、法的な評価も誤っている」とした。
北川被告を巡っては、本人が初公判で起訴事実を認めたが、弁護人が今後の公判で無罪主張する方針を明らかにしている。
