台北便の機内食の「ポークおにぎり」を、食べきれず“台湾に持ち込む”と「480万円」の罰金に!? 食べた後のビニール袋もダメ? 意外と知らない「持ち込みNG」なものとは
Xでバズった「ポークおにぎり」のポストとは?
2026年3月18日、JTA(日本トランスオーシャン航空)の台北便に搭乗した旅行者が、エコノミークラスで提供された機内食の写真をXに投稿しました。その写真には豚肉が使われたおにぎりが含まれており、「絶対に機内で食べないといけないやつ」というコメントとともに拡散されました。
翌3月19日には、「写真だけ見ると国内線にしか見えない。台北に持ち込んでバレたら100万円の罰金……」というポストも登場するなど、X上で話題を集めました。
なぜ「ポークおにぎり」を機内で食べないといけないの?
豚肉を含む食品は、台湾への持ち込みが法律で禁止されている品目に該当するため、必ず機内で食べ終える必要があります。台湾では豚肉製品に限らず、鶏肉・牛肉を含む全ての肉類が原則として持ち込み禁止の対象です。
注意が必要なのは、食べ残しだけでなく「食べ終わったあとのビニール袋」も検疫犬が反応する可能性がある点です。においが残った包装袋やトレーを、そのままカバンやポケットに入れておくと、桃園国際空港のターンテーブル付近を巡回する動植物検疫探知犬に感知される可能性があります。
機内食に豚肉や肉類を含む食品が提供された場合は、機内で完食したうえで包装や容器も客室乗務員に回収してもらい、手元に残さないようにして降機するのが最も安全な対応です。
台湾に持ち込めないものと罰金について
台湾への持ち込みが禁止されている主な食品は、鶏肉・豚肉・牛肉などの肉類全般と、温泉卵・半熟卵などの未加熱卵類、生鮮の野菜・フルーツ、牛乳・生クリームなどの生乳製品です。機内食で提供されるカットフルーツなども同様に持ち込みNGで、「もったいないから」とバッグに入れる行為は罰則の対象になります。
罰金の金額は違反内容によって異なり、果物や動物性食品を申告なしで持ち込もうとした場合は、3000台湾元(約1万5000円)以上が基準となっています。
さらに、2025年10月に台湾でアフリカ豚熱(ASF)が発生したことを受け、同年10月30日から全ての入国者に対して荷物検査が強化されており、申告を拒否したり虚偽の申告をしたりした場合は最高で100万台湾元(約480万円)の罰金が科される可能性があります。
台湾では、日本のように「知らなかったから没収だけ」という対応がとられないケースも多く、発見されれば原則として罰金が科されます。安全に旅行を楽しむためにも、持ち込みが疑わしい食品は空港の検疫カウンターで申し出るか、搭乗前に廃棄しておくほうが安心です。
まとめ
今回話題になったJTAの機内食に含まれていた「ポークおにぎり」は、機内で食べ終える分には問題ありません。ただし、食べ残しや包装袋を台湾に持ち込んだ場合は検疫違反となり、最高で100万台湾元(約480万円)の罰金が科されるリスクがあります。
2025年10月のアフリカ豚熱(ASF)発生以降、全ての入国者を対象とした荷物検査が実施されており、検疫犬による探知も行われています。持ち込みが禁止されているのは肉類だけではなく、生鮮フルーツや半熟卵、生クリームを使った食品なども対象です。
「知らなかった」では済まされないため、機内食を含めた食品の取り扱いには十分注意して、楽しい台湾旅行を実現してください。
執筆者 : 高柳政道
FP1級、CFP、DCプランナー2級
