「あんたのせいで死んだ」2歳のころ、弟の葬儀で母親から言われた言葉 「今でも十字架を背負った気持ち」と語る40代女性
親から言われた理不尽な言葉が、大人になっても呪いのように心に残り続けることがある。東京都の40代女性は、自身の一番古い記憶として、2歳の頃に経験した弟の葬式での出来事を振り返る。
生後間もなく亡くなってしまったという弟の死因について、幼かった女性が母親に尋ねたときのことだ。(文:篠原みつき)
「その返答が『あんたのせいで死んだ』と言われました」
「あんたが弟の分の母乳まで飲んだから」
女性は「この言葉の真相がどうなのか、私には分からないのですが」と前置きし、こう続ける。
「母親以外に責められたことはなく、あんたが弟の分の母乳まで飲んだからだと言われ、幼いながらもとてもショックと衝撃で、40代になった今でも十字架を背負った気持ちで生きています」
2歳の幼児が母乳を飲んだせいで弟が亡くなるなど、現実的に考えてあり得ない話だ。当時の母親は我が子を亡くしたショックから極度のパニック状態にあり、思わず目の前の娘に八つ当たりをしてしまったのだろう。
「話しても夢じゃなかったの?とか」共感は得られず
さらに女性は、周囲に話しても理解されない現実を、こうこぼす。
「また悲しいのは、あまり人に話すことはないですが、話しても夢じゃなかったの?とか、同じ経験をしている人はほぼいませんし、共感は得られず。もし、誰か似たような経験をされてる方の一助にでもなればと思います」
あまりに重すぎるエピソードゆえに、他人に話してもすんなり受け入れてもらえないのは仕方がないことかもしれない。
本人は今でも十字架を背負っていると感じているようだが、客観的に見て2歳だった女性には何の責任もないことは確かだ。
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