ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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米メディアが伝えたカウンセル監督の言葉「1つのチームだけが…」

 米大リーグ、ドジャース大谷翔平投手は、選手登録上「二刀流選手」という他に例のないポジションに置かれる。ただこれがドジャースだけに有利に働くものだとして、球界内から不公平だとの声が上がっている。カブスのクレイグ・カウンセル監督は20日(日本時間21日)、試合前にこのルールについて口を開いた。特定の選手が投手枠に含まれない現行制度を「奇妙」と批判し、1チームだけが受けている「特別扱い」に疑問を呈している。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「カブスのカウンセル監督、MLBの大谷翔平ルールを“奇妙”と呼ぶ」という記事を掲載した。

 二刀流として登録されるには、大リーグで少なくとも20イニングを投げること、野手または指名打者として少なくとも20試合に先発し、各試合で最低3打席に立ったという実績が必要だ。これを満たした大谷を記事は「二刀流投手であるため、ドジャースの現役投手登録人数にはカウントされない。これは巨額の年俸を抱える球団にとってまたとない利点だ」と紹介した。

 開幕日から8月31日までとプレーオフ期間、各チームは26人のアクティブ・ロースターのうち、投手を13人までしか登録できないというルールがある。ただ二刀流選手だけはこの壁を越え、14人目の投手として活用できるのだ。

 カウンセル監督は「私には理解できない」と本音を吐露。「本質的には攻撃側のためのルールだ。私に言わせれば、何よりも打撃を援護するためのルールだよ。そして(投打)両方の役割をこなせる選手を実質的に1人抱えることを許され、その選手が特別な配慮を受けているチームが1つある。おそらく最も奇妙なルールだろう。たった1つのチームのために存在しているようなものなのだから」と暗にドジャースを批判した。

 カブスは現在、昨季14勝のマシュー・ボイド投手や同11勝のケイド・ホートン投手が戦線離脱中で、24日からはドジャースとの3連戦を控える。指揮官は大谷に「あのような選手は他にいない」と敬意を示す一方で「1チームだけがその選手のために異なるルールを適用されている」と不満も隠さずにいる。

(THE ANSWER編集部)