井上尚弥は「私に一番近いと言える」 世界6階級制覇の伝説パッキャオが証言 駆け出しだった怪物に伝えた“ボクシングの真髄”

百戦錬磨のパッキャオは、かつて井上と出会った日の出来事を振り返った(C)Getty Images
百戦錬磨のレジェンドの顔が思わず緩んだ。
現地時間4月16日に公開となった米老舗ボクシング専門誌『The Ring Magazine』のウィークリー番組「Inside Ring Show」に、元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が出演。多岐にわたるトークテーマに応じる中で、当代屈指の破壊力を誇る世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)について明言する場面もあった。
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文字通りのメガマッチが迫っている。井上は5月2日に東京ドームで、前WBC&IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M.T)と対戦を予定している。他でもない“モンスター(井上の愛称)”による「東京ドームで日本ボクシングを盛り上げよう」との呼びかけをキッカケに始まった無敗同士の対決は、熟成期間を経て、ようやくゴングの時が迫っている。
今後の軽量級戦線を大いに揺るがせる両雄のマッチアップは、世界的にも関心が高まっている。そうした中で番組において「あなたはイノウエの大ファンなのですか?」と問われたパッキャオは「ああ、そうだね」とニッコリ。続けざまに「さらにイノウエは好きだし、何よりも、あの戦い方が好みだ」と積極果敢に打ちに行き、数多のライバルを打ちのめしてきた井上の好戦的なスタイルを称賛した。
さらに「イノウエは、今のボクシング界で、あなたに一番近い存在と言えるでしょうか?」問われたパッキャオは、「間違いないよ。彼は私に一番近いと言える」と断言。そして、自らが、かつて井上と遭遇した際に「叩き込んだ」というボクシングの極意を明かしている。
「彼がプロとして成り上がり始めた頃、私は日本に行った。そこで彼に会った時に、正しいパンチの打ち方やテクニックについて尋ねられたんだ。だから、私は『ボクシングで最も重要なことはフットワークだ』と伝えたよ。フットワークさえあれば、色々なことができるとね」
ボクシングの“真髄”とも言える技術を教えたパッキャオの言葉がどこまで影響を及ぼしたかは定かではない。しかしながら、キャリア32戦で27KOと異彩を放ってきた井上の戦いにおいて、基礎的なフットワークが活かされているのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
