日テレNEWS NNN

写真拡大 (全5枚)

ホルムズ海峡の封鎖によりアメリカ・カリフォルニア州では、日本にも輸入されるナッツの生産に影響が出始めています。NNNロサンゼルス支局・山田元気支局長のリポートです。

■米国ナッツの生産農家、危機に直面

アーモンドなどナッツの一大産地、アメリカ・カリフォルニア州。日本のアーモンドとピスタチオの9割以上は、ここカリフォルニア州から輸入されています。

しかし生産農家は今、危機に直面しています。

アーモンドなどを生産するバルセロスさん
「今、最も大きな影響は、原油価格の急騰だ。主にディーゼルで、これまでより40%から50%も高くなった」

ホルムズ海峡の封鎖を受けた原油価格の高騰。トラクターなどの燃料費が大きな打撃となっているのです。

さらに──。

アーモンドなどを生産するバルセロスさん
「肥料価格も上昇している」

世界の肥料貿易のおよそ3割は、ホルムズ海峡を通過。肥料価格は高騰し、供給不足となる恐れも高まっているのです。

NNN・山田元気記者
「こちらの巨大なタンクには肥料が備蓄されていますが、戦闘が長引いた場合、底をつく可能性があるということです」

生産農家は、今シーズンのアーモンドとピスタチオの出荷価格が1割から2割程度上がると見込んでいます。さらに、コストが見合わない場合は、今後、生産を減らすことも検討するといいます。

アーモンドなどを生産するバルセロスさん
「できるだけ早く戦争が終わり、通常の売買に戻ることを、みんな願っている」

■「日本は二重の打撃を受けている」専門家

日本でも値上がりが予想されるアーモンドやピスタチオ。

専門家は──。

カリフォルニア大学 デービス校・サムナー教授
「日本は二重の打撃を受けている。輸入に依存しているため、原油・食料の価格の高騰だけでなく、消費者の購買力も低下させてしまう」

世界に広がるイラン攻撃の影響。輸入に依存する日本の食卓に、今後、さらなる影響が懸念されています。