米財務省、ロシア産原油の購入巡り2日で方針転換…制裁緩和「終了」表明から一転「一時的」容認
【ワシントン=坂本幸信】米財務省は17日、中東情勢の緊迫化に伴う原油高対策で、ウクライナ侵略を理由としたロシアへの制裁を再び緩和し、露産原油の購入を一時的に認めると発表した。
ベッセント米財務長官が15日、3月中旬から1か月限定で実施していた制裁緩和を終了すると表明し、2日で方針転換した。
今回は、17日午前0時1分までに船積みされた露産の原油や石油製品が対象。5月16日午前0時1分まで各国に購入を認める。
ロイター通信によると、財務省は「石油を必要とする人々が確実に入手できるようにしたい」と説明。中東産原油への依存度が高いアジアの複数国が、米国に緩和延長を求めたという。
だが、制裁緩和の再開は、ウクライナ侵略を続けるロシアの戦費調達の下支えにつながる。欧州各国は、米国の制裁緩和終了の方針を歓迎していた。
