●立ち位置を象徴する「櫻井チャンス」
4月某日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで、4月20日スタートの新バラエティ番組『真剣遊戯! THEバトルSHOW』(毎週月曜20:00〜)の収録が行われた。スタジオに一歩足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは、まるでテーマパークのようなきらびやかなセットと、緻密に作り込まれた世界観。中央に広がるバトルフィールドを囲む観覧客の熱気も相まって、これから始まる“真剣勝負”への期待感が高まっていく――。

櫻井翔 (C)フジテレビ

○収録開始直後からヒートアップする舌戦

MCを務めるのは櫻井翔。グレー×黒の特注ジャケットに身を包み、進行役として全体を見渡しながら、ときにプレイヤーとしても関わる“プレイングマネージャー”として番組をけん引する。その立ち位置を象徴するのが、番組オリジナルシステム「櫻井チャンス」だ。

これは各軍必ず一度は使わなければいけない “助っ人タイム”で、MCの櫻井がアイドル俳優軍と芸人バラエティ軍に加わる特別な機会。どのタイミングで使うかという戦略と、その場での櫻井の立ち回りが勝負を左右する可能性を秘めており、スタジオでも大きな注目を集めていた。

白ジャケットに番組特製のオリジナルアイテム・ピンクのスカーフをアクセントにした華やかな出で立ちの宮舘涼太(Snow Man)率いるアイドル俳優軍は、猪狩蒼弥(KEY TO LIT)、末澤誠也(Aぇ! group)、俳優の本郷奏多、齊藤京子、角田夏実(パリ五輪柔道・48kg級金メダリスト)という布陣。一方、劇団ひとりが率いる芸人バラエティ軍は、あの、DAIGO、近藤春菜(ハリセンボン)、あばれる君、中澤佑二(元サッカー日本代表)と、個性あふれる面々がそろう。

収録開始直後から両チームの舌戦はヒートアップ。劇団ひとりが「久しぶりにフジテレビの本気を見た」と語れば、あのは宮舘に対して「舘様は何回か共演してるけど、毎回僕にあたりが強くて…。負けられないな!」と宣戦布告。対する宮舘は「そんなつもりないけどな」とうそぶくなど、早くも火花が散る。

さらに、猪狩が「光GENJIをイメージした」というピンクのポロシャツ×白のパンツ&おでこにピンクのハチマキを巻いた衣装で場を沸かせると、櫻井が「我々の正装ね」と笑顔で応じる場面もあり、スタジオは和やかな空気と緊張感が入り混じる独特の熱気に包まれていた。





「忍者斬りパニック」(C)フジテレビ

○自信満々の宮舘涼太に猪狩蒼弥がツッコミ

最初の遊戯は、次々と現れる忍者を斬っていく「忍者斬りパニック」。瞬発力と持久力が試されるこのゲームでは、プレイヤーの身体能力だけでなく、スタイルの違いも浮き彫りになる。

トップバッターを務めた宮舘は「どんな遊戯かお見せしましょう」と自信満々に挑むも、思わぬ展開に猪狩からツッコミが飛ぶ場面も。それでも一太刀ごとにポーズを決める“らしさ”を貫き、スタジオの笑いを誘った。一方で「結構つらい」と漏らすなど、見た目以上のハードさも伝わってくる。

対する芸人バラエティ軍から登場したあのは、機敏な動きで次々と忍者を捉え、「息できない」と言いながらも高い集中力を発揮。さらに、中澤や角田といったアスリート勢は無駄のない動きで圧巻のパフォーマンスを見せ、スタジオから大きなどよめきが起こった。

●劇団ひとり、末澤誠也に感心「出世するね」
(C)フジテレビ

続いて行われたのは、「カケヒキあっち向いてホイ」。シンプルなルールながら、心理戦と戦略が勝敗を分けるこの遊戯は、スタジオの空気を一変させた。

至近距離で向き合い、相手の思考を読み合う緊張感。末澤誠也と劇団ひとりの対決では、軽妙な会話の裏で鋭い駆け引きが展開され、ひとりが思わず「出世するね」と感心する場面も見られた。

また、本郷奏多とDAIGOの対決では、キャリアや経験を巡る会話がそのまま心理戦に影響。わずかな表情や言葉の選び方一つで流れが変わる展開に、観覧客も固唾をのんで見守る。

動きは少ないながらも、最後の「あっち向いてホイ!」の瞬間には大きな歓声が上がり、このゲームの奥深さを強く印象づけた。

知力系の遊戯「ゴチャ文字さんが並んだ」では、ランダムに並んだ文字を並び替えるスピードと発想力、そしてチームワークが問われる。

宮舘が「回数を重ねるごとにチームワークが悪くなる」と語る通り、シンプルなルールながら連携の難しさが浮き彫りに。猪狩が「日本語が好きなので得意かも」と自信をのぞかせるなど、それぞれの個性がプレーに反映されていく。

「ゴチャ文字さんが並んだ」(C)フジテレビ

○観覧客が生み出すライブ感が番組の熱に

収録を通して強く感じられたのは、観覧客の存在が生み出すライブ感だ。歓声や拍手がリアルタイムで響くことで、出演者たちのパフォーマンスもさらに熱を帯びていく。

その中心にいる櫻井は、進行役として冷静に場を回しながらも、要所でしっかりと存在感を発揮。笑いと緊張のバランスを巧みに操り、番組全体のリズムを作り上げていた。

勝敗の行方や“ご褒美”を懸けた最終局面には、さらなるドラマが待ち受けているが、その詳細は放送でのお楽しみ。果たしてどちらの軍が栄冠を手にするのか、そして、櫻井はどんな活躍を見せるのか。

家族そろって楽しめる新たなゲームバラエティの幕開けにふさわしい、熱気と笑顔に満ちた収録となっていた。

(C)フジテレビ

渡邊玲子 映画配給会社、新聞社、WEB編集部勤務を経て、フリーランスの編集・ライターとして活動中。国内外で活躍する俳優・映画監督・クリエイターのインタビュー記事やレビュー、コラムを中心に、WEB、雑誌、劇場パンフレットなどで執筆するほか、書家として、映画タイトルや商品ロゴの筆文字デザインを手掛けている。イベントMC、ラジオ出演なども。 この著者の記事一覧はこちら