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かつてないペースで加速する燃料高騰が事業者を直撃です。公共交通を支えるバス会社から、衣替えシーズンを迎えたクリーニング店まで経営を圧迫。出口の見えない燃料高に悲鳴の声が上がっています。

【写真を見る】「春のタイミングはつらい」燃料急騰がクリーニング店直撃 バス業界も“週31円”の異例値上げに悲鳴

ガソリン異例の急騰

卸元の軽油単価は先週、1リットルあたり26円の値上がりとなりましたが、今週に入り、その上げ幅はさらに31円に拡大しました。

大分市内で平日120本の路線バスを運行している「大分バス」では、経営に及ぼす影響が非常に大きいと打ち明けます。

大分バス管理部 田上周二次長:
「19日から実施される政府の支援策『緊急的な激変緩和措置』に期待はするが、支援に限界があると思う。安定した燃料の供給がこれまで通り戻ることを期待している」

「衣替えシーズン」直撃、クリーニング店の苦悩

深刻な影響はクリーニング業界にも広がっています。大分市で8店舗を展開する「みどりやクリーニング」では、衣類の洗浄や乾燥など、ほぼすべての工程で石油製品を使っています。

みどりやクリーニング 小原一基社長:
「ドライクリーニングをするための溶剤は石油由来のものです。1日で約1万円かかり、月でいうと30万円。それが30%上がるので、3万円は上がることになります」

ドライ溶剤やガソリンなど原材料費が30%高騰したことに加え、ハンガーや梱包資材の備品コストも膨らんでいます。これまでは緩やかに上昇していましたが、今回はわずか1週間での価格の跳ね上がりに、現場は困惑しています。

みどりやクリーニング 小原一基社長:
「ちょうどこれから春の衣替えの時期でたくさん仕事をもらえるときに、燃料代がさらに上がるのかと…。しかも、また春のタイミングでつらいです」

「今年はさらに値上がりしているので、価格転嫁を視野に入れないと難しくなるかもしれないと考え始めています。生活に密着したものなのでどうにか安定してほしいと思っています」

さまざまな分野で影響が広がっている原油や燃料の高騰。出口が見えない状況に、事業者の苦悩がますます深まりそうです。