「10センチは外れている」物議の“誤審”を米レジェンドたちも糾弾 オルティス氏「あの球をストライクにしてはいけない」【WBC】

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4回に死球を受け、表情を歪めるフリオ・ロドリゲス(C)Getty Images

 現地時間3月15日に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝で、米国代表がドミニカ共和国を2-1で破り、決勝進出を決めた。だが、試合の結末は大きな議論を呼んでいる。9回裏二死三塁、ヘラルド・ペルドモが見逃し三振に倒れた最後の1球が「低すぎる」として物議を醸した。

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 米スポーツ専門局『FOX Sports』は試合直後、球場の特設スタジオから判定を振り返った。実況は「本当にいい試合だっただけに、こういう形で終わるのはつらいね」とポツリ。MLB通算696本塁打を誇るアレックス・ロドリゲス氏は、「低めに4インチ(約10センチ)は外れている。こんな大きな試合が、ストライクではない球の判定で終わってしまうのはやはり残念だ」と首をかしげた。

 同541本塁打で、ドミニカ共和国出身のデビッド・オルティス氏は「相手(米国の守護神メイソン・ミラー)は101マイル、102マイル(約163〜164キロ)を投げる投手だ。高めのゾーンでストライクを取られている中で、低い球までストライクとコールされたらゾーンが広がってしまう。あの球をストライクにしてはいけない」とピシャリ。判定の厳しさを糾弾した。

 一方で、ジーター氏は今後の改善にも触れ、「次のWBCではストライク判定のチャレンジシステムが導入される可能性が高い」と見通しを示した。すでにメジャーのオープン戦などで実施されている自動ボール・ストライク判定(ABS)へのリクエストが、国際大会でも導入される未来を予言した。

 もっとも、解説陣は一様に、試合内容については米国代表を称賛した。ジーター氏は「米国は素晴らしい投球を見せ、2本のホームランも放った。守備も見事だった」と評価。「アーロン・ジャッジの三塁送球や、ボビー・ウィットJr.のプレーは大きかった。素晴らしい投球と守備だった。米国は決勝に進むにふさわしいチームだ」と総括していた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]