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酒田市の亀ケ崎コミュニティ防災センターの敷地内でおととし春から去年11月までの間に最大で900リットルと推定される灯油が流出し、施設の水道水が汚染されていることが分かりました。これまでに健康被害は報告されていません。


酒田市まちづくり推進課によりますと酒田市亀ヶ崎三丁目の「亀ケ崎コミュニティ防災センター」で水道水が「石油のにおいがする」という情報があり、9日、市上下水道部が水質検査したところ、水道水から灯油の成分を検出しました。このため、市は10日から施設の水道を飲用しないよう指示しました。

市が経緯を調べたところ、去年11月2日にコミュニティセンターに隣接する亀ケ崎記念会館の壁ぎわに設置されたホームタンクから灯油を室内に引き込む配管の一部が破損しているのが見つかり、コミュニティ振興会が手配した業者によって4日後に修理されていたという事です。

灯油の流出は、おととし4月ごろには始まっていたものと見られ修理されるまでの間に流れ出た量は、450リットルから最大で900リットルと推定されています。

敷地内に埋設されている水道管はポリエチレン製で、油が浸透する性質があり、土に染み込んだ灯油が徐々に水道水を汚染したものと見られています。

亀ケ崎記念会館では、ことし6月ごろには利用者から油のにおいが指摘されていましたが市に報告はありませんでした。

これまでに利用者や周辺住民から健康被害の報告はなく、井戸などで地下水を利用している世帯もないという事です。

市は、亀ケ崎コミュニティ防災センターと亀ケ崎記念会館を年明けまで休館とし近くの公園から仮設の水道管を引いてトイレなどの使用が出来るようにするほか、敷地のボーリング調査を行って灯油による土壌汚染の状況を確認した上で対策を検討するという事です。