今乗っているトヨタ車・レクサス車の機能や装備をアップグレードできる TOYOTA/LEXUS UPGRADE FACTORY取材会レポート
ユーザー心理も「新型が出たから乗り換える」のではなく、気に入ったクルマを長く大切に乗り続けるという傾向にシフトしているようだ。日本自動車工業会が23年度に実施した乗用車市場動向調査によると、新車の平均保有期間は7.7年。10年を超える長期保有車も2割強で、クルマ自体の耐用年数が高くなったのに加えて、物価高騰やインフレの影響もあり長期保有傾向が続いている。
こうした市場動向を踏まえて、トヨタ自動車が「クルマを売って終わりではいけない」という思いから22年1月に始めたサービスが「KINTO FACTORY」。日進月歩の安全・環境技術を新型車だけでなく、ユーザーが現在保有しているクルマにも提供・普及させていく試み。約20年をライフサイクルの目安として、その間は随時機能と装備をアップグレードしながら保有中のクルマに対して最新技術を搭載可能にすることを目指している。
サービス開始当初は社内でも「なぜ新車メーカーがわざわざ保有車向けのサービスをするのか」「オンライン販売でサービスを提供するなんて無理」といった厳しい声が寄せられたが、施工を行う販売店と一体になって乗り越え、開始当初約30アイテム・約10車種だったラインアップは25年12月現在で約170アイテム・約50車種まで拡大。サービスを取り扱う販売店は、開始当初6社・7都道府県だったのが、25年12月現在で120社・45都道府県に拡大。25年度内に全都道府県でサービス展開を目指す。
アイテムの種類は多岐にわたり、「環境・安全(例:30系アルヴェルのブラインドスポットモニター」「快適・便利(例:レクサスUX、プリウスの後付け1500Wコンセント)」「ドレスアップ(例:RAV4のヘッドランプデザインアップグレード)」「走り向上(例:プリウスの士別フィン)」など幅広く取り揃える。
サービス開始から4年が経ち、ユーザーにTOYOTA/LEXUSのサービスであることをより明確に伝えるために、25年12月から名称をKINTO FACTORYからTOYOTA/LEXUS UPGRADE FACTORYに変更。トヨタ車とレクサス車に乗るすべてのユーザーに対し、「先進安全機能による安心感向上」「欲しいオプションを後付けできる」「新型車の機能やアイテムを付けられる」といった、カーライフを充実させるサービスを手の届く価格で届けるというコンセプトをより進化させた。
サービス名称の変更に合わせて、後付けセキュリティシステム2アイテム(Smart Upgrade Switchセキュリティシステム、セキュリティシステムプレミアム)と、ユーザーからのリクエストに応えて製品化したランドクルーザー300初のアップグレードアイテム(おくだけ充電)が公開された。
Smart Upgrade Switchセキュリティシステム
トヨタ純正用品初の、スマートフォンと連携したセキュリティシステム。1:エンジン始動ロック 2:乗車検知時のスマホプッシュ通知 3:音声威嚇の3つの機能が備わり、システムとスマホの通信はBluetoothで行う。各機能の概要は以下のとおり。
