取り残された“蔵書8万冊”を救出 震災被害の石川・輪島市の図書館 解体前に保管
能登半島地震で被災した石川県輪島市の市立図書館。11月、建物が解体されるのを前に、8万冊を超える本の救出が行われました。
がらんとした部屋。
輪島市立図書館司書・堂ケ口 真奈 さん:
「木製の本棚がたくさん並んでいて、これがその本棚の跡なんですけど、並んでた場所なんですけど」
もともと16万冊以上の蔵書があった輪島市立図書館。
仮設図書館に移動した本や廃棄となった本がある中、ここには8万冊以上が残っていました。
図書館が入っていた文化会館の建物は、地震の被害を受けて解体されることが決まっていましたが、その工事が急きょ前倒しとなり、2人の図書館司書にボランティアも加わって、残された8万冊以上の本の引っ越し作業が始まりました。
本を乗せた車が向かう先は、10キロ以上離れた旧西保小学校。
本来なら20分で到着できる海沿いの道は通行止めが続いていて、通るのは険しい山道です。
1時間かけて、ようやく到着しました。
体育館には、これまでに運ばれた段ボールがずらり。
この日、ようやく全ての本の救出が完了しました。
ボランティア:
「今回、輪島の状況を改めて見せていただいて、まだまだ、これから復興の道は長いなと」
「順調に復興が進んでくれるといいかなと」
輪島市立図書館司書・堂ケ口 真奈 さん:
「ここに引っ越してきた本たちも、将来的には市民の皆さまの手に取られる本1つ1つですので、大事に保管していきたい」
新しい図書館は、完成する日にちも場所もまだ決まっていませんが、震災をくぐり抜け、体育館に引っ越してきた8万冊の本たちは、再び図書館に帰るその日までこの場所で大切に保管されます。
