「現代民俗学」の誕生 ① 過去と現在をつなぐ学問 柳田國男が目指した民俗学への回帰 1990年前後になると、それまで農山漁村に存在していた「民間伝承」が近代化によって大きく変貌したり消滅したりする状況に直面し、新たな民俗学のあり方を探る研究者が現れるようになりました。 たとえば、民俗学者の岩本通弥氏は、柳田國男の民俗学思想の再検討を行ったうえで、「社会現実の実生活に横たわる疑問」を解決し、それに