豚の腸を工業用過酸化水素水で加工した業者に過料 約2億7千万円/台湾
同社は病変していた疑いのある豚の腸を過酸化水素水で漂白し、各地に流通させた。製品は台北市内の有名飲食店、阿宗麺線にも卸された。
食薬署南区管理センターの魏任廷主任は同日、取材に応じ、押収した過酸化水素水のパッケージに「工業用」「食品への使用を禁ずる」と明記されていたにもかかわらず、同社は故意に豚の腸の加工に使用し、複数の県市の業者に販売し、社会秩序の安定を壊したことが過料額の根拠だと説明した。
国の機関が直接業者を処分するのは異例。魏氏によれば、同社は作業拠点(屏東県)と登記地(台北市)、倉庫(北部・新北市)がそれぞれ異なる県市にあったことや、事態の重大性を踏まえ処分を迅速に行うことが理由だという。
魏氏は、同社が刑事責任も問われると言及。7年以下の懲役または8千万元(約4億円)以下の罰金、もしくはその双方が科される可能性があるとし、食薬署も地検の捜査に積極的に協力していると述べた。
また、市販の豚の腸製品を対象とした特別検査も開始したと説明。7日までに販売業者や飲食店など577の事業者を調べ、検査対象となった120点の製品中104点が合格となり、残りは検査中だと明かした。検査は今後も継続するとした。
(沈佩瑤、楊淑閔/編集:田中宏樹)
