初の代表合宿初日にアクシデントも。186cm、86kgのFWマギージェラニー蓮(琉球U-18)はインパクトを残してU-17日本代表の「9番」「ルカク」に
U-17ワールドカップ開幕を約1か月後に控えたタイミングで、186cm、86kgの「9番」候補がU-17日本代表候補に初招集された。
FWマギージェラニー蓮(琉球U-18)は、自身初の年代別日本代表候補入りを伝えられた瞬間について、「もう嬉しくて、親とかチームの方にも全員、『ありがとう』と言いました」と振り返る。
昨年の日本クラブユース選手権(U-18)大会九州予選で代表スタッフの目に留まり、その後もチェックされていた大型ストライカーだ。U-16沖縄県選抜の活動にも参加。これまで十分な結果を残すことができていなかったが、今月、U-17日本代表の大畑開コーチも視察したU-17九州トレセンで、マギーはアピールに成功した。
「もう絶対決めると思って。(プリンスリーグ九州1部の強豪・)東海大福岡とやった時に2点決めて。それで、このチャンスも掴めました」。シュートのタイミングや1対1、左足と課題があることは確かだが、自慢のキープ力とスピードを活かした裏抜けは強烈。U-17日本代表の3-4-3システムのセンターフォワード(9番)を務めるだけのポテンシャルを評価され、今回の大阪合宿メンバーに選出された。
初の代表合宿初日はアクシデントに見舞われた。マギーは午前6時に那覇空港に到着し、7時30分発の関西国際空港行きの航空機に搭乗。だが、この飛行機が欠航となり、「空港に6時間ぐらいいました。最初はびっくりして、その後にチケット取って……最初の日に練習入るか入れないかってなっていたんですけど、入れて良かったです」。代わりの便で移動したものの、U-17日本代表のミーティングに参加することができず、チームに合流できたのは、午後3時のトレーニング開始から1時間近く経ったあと。ボールを使ったウォーミングアップと挨拶を経て、終盤の全体メニューに参加した。
ゲーム形式の11対11では3トップのセンターフォワードとしてプレー。当初はボールを引き出すことができなかったが、FW浅田大翔(横浜FM)のパスからドリブルで強引にPAへ割って入ろうとした。さらに、正確なポストプレーでMF川本大善(柏U-18)とワンツー。ロストするシーンもあったが、徐々にボールが集まりだし、正確に味方へ繋ぐ回数を増やしていった。さらに前からボールを奪いに行き、スライディングしてまで相手にプレッシャーを掛けたシーンも2度。今回、初招集組は自分だけという環境だったが、アグレッシブなプレーが印象的だった。
U-17日本代表の廣山望監督は琉球U-18の映像もチェック。「スピードもあるし、パワーもあるし、9番としてゴールに向かう姿勢もある」と評価する。廣山監督がコーチ時代に経験した近年のU-17ワールドカップで、日本の課題の一つとして指摘されたことが“9番不在”。現在のU-17世代はFW谷大地(鳥栖U-18)やFW瀬尾凌太(桐蔭学園高)といった注目の“9番候補”がいるが、マギーもその一人としての期待を受け、U-17ワールドカップ1か月前の時期に抜擢された。
マギーは沖縄県沖縄市出身で、日本とアメリカにルーツ。父親の仕事の関係で幼い頃はアメリカにも住んでいたという。バスケットボールの実力も有しているようだが、小学3年時の終わりにFC琉球のアカデミーコーチがきっかけで「サッカーが好き」に。中学2年の夏から千葉のFC市川GUNNERS U-15に在籍し、オフの日には同クラブのトップチームで大人相手にトレーニングをしていたことを明かす。その後、沖縄に戻り、琉球U-18のトライアウトで合格。家族や多くの指導者、チームメイトの支えで今があることに本人は感謝している。
「(今回の合宿で)頑張って、自分のインパクトを残して、ワールドカップ出れるように頑張ります」
同じ日本とアメリカにルーツを持つDFチェイス・アンリ(ザルツブルク)に風貌が「(似ていると)ずっと言われます」と微笑。そのマギーが目指す姿は、インテル(イタリア)などで活躍したベルギー代表FWロメル・ルカク(ローマ)だ。「小学校からずっとプレー見ながら、同じようにしようかなと思って。キープの上手さとか、シュートの上手さが全部出ていたので、それでなりたいなと思いました」。U-17日本代表の「9番」「ルカク」へ、大学生との練習試合も行われる合宿2日目(28日)からマギーの本格的な挑戦がスタートする。
(取材・文 吉田太郎)
FWマギージェラニー蓮(琉球U-18)は、自身初の年代別日本代表候補入りを伝えられた瞬間について、「もう嬉しくて、親とかチームの方にも全員、『ありがとう』と言いました」と振り返る。
昨年の日本クラブユース選手権(U-18)大会九州予選で代表スタッフの目に留まり、その後もチェックされていた大型ストライカーだ。U-16沖縄県選抜の活動にも参加。これまで十分な結果を残すことができていなかったが、今月、U-17日本代表の大畑開コーチも視察したU-17九州トレセンで、マギーはアピールに成功した。
初の代表合宿初日はアクシデントに見舞われた。マギーは午前6時に那覇空港に到着し、7時30分発の関西国際空港行きの航空機に搭乗。だが、この飛行機が欠航となり、「空港に6時間ぐらいいました。最初はびっくりして、その後にチケット取って……最初の日に練習入るか入れないかってなっていたんですけど、入れて良かったです」。代わりの便で移動したものの、U-17日本代表のミーティングに参加することができず、チームに合流できたのは、午後3時のトレーニング開始から1時間近く経ったあと。ボールを使ったウォーミングアップと挨拶を経て、終盤の全体メニューに参加した。
ゲーム形式の11対11では3トップのセンターフォワードとしてプレー。当初はボールを引き出すことができなかったが、FW浅田大翔(横浜FM)のパスからドリブルで強引にPAへ割って入ろうとした。さらに、正確なポストプレーでMF川本大善(柏U-18)とワンツー。ロストするシーンもあったが、徐々にボールが集まりだし、正確に味方へ繋ぐ回数を増やしていった。さらに前からボールを奪いに行き、スライディングしてまで相手にプレッシャーを掛けたシーンも2度。今回、初招集組は自分だけという環境だったが、アグレッシブなプレーが印象的だった。
U-17日本代表の廣山望監督は琉球U-18の映像もチェック。「スピードもあるし、パワーもあるし、9番としてゴールに向かう姿勢もある」と評価する。廣山監督がコーチ時代に経験した近年のU-17ワールドカップで、日本の課題の一つとして指摘されたことが“9番不在”。現在のU-17世代はFW谷大地(鳥栖U-18)やFW瀬尾凌太(桐蔭学園高)といった注目の“9番候補”がいるが、マギーもその一人としての期待を受け、U-17ワールドカップ1か月前の時期に抜擢された。
マギーは沖縄県沖縄市出身で、日本とアメリカにルーツ。父親の仕事の関係で幼い頃はアメリカにも住んでいたという。バスケットボールの実力も有しているようだが、小学3年時の終わりにFC琉球のアカデミーコーチがきっかけで「サッカーが好き」に。中学2年の夏から千葉のFC市川GUNNERS U-15に在籍し、オフの日には同クラブのトップチームで大人相手にトレーニングをしていたことを明かす。その後、沖縄に戻り、琉球U-18のトライアウトで合格。家族や多くの指導者、チームメイトの支えで今があることに本人は感謝している。
「(今回の合宿で)頑張って、自分のインパクトを残して、ワールドカップ出れるように頑張ります」
同じ日本とアメリカにルーツを持つDFチェイス・アンリ(ザルツブルク)に風貌が「(似ていると)ずっと言われます」と微笑。そのマギーが目指す姿は、インテル(イタリア)などで活躍したベルギー代表FWロメル・ルカク(ローマ)だ。「小学校からずっとプレー見ながら、同じようにしようかなと思って。キープの上手さとか、シュートの上手さが全部出ていたので、それでなりたいなと思いました」。U-17日本代表の「9番」「ルカク」へ、大学生との練習試合も行われる合宿2日目(28日)からマギーの本格的な挑戦がスタートする。
前からのプレッシングは迫力があった
ドリブルで強引にDF間へ割って入ろうとするシーンも
練習途中で合流し、挨拶
(取材・文 吉田太郎)
