iPhone 14以降のiPhoneやApple Watch Series 8以降のApple Watchには、自動車の衝突を検出して緊急通報サービスに電話をかける「衝突事故検出」があります。この機能により命の危機を救われたという事例が報告されました。

Greenville teen's iPhone calls 911 after crash, saves her life - WFMJ.com

https://www.wfmj.com/story/53018217/greenville-teens-iphone-calls-911-after-crash-saves-her-life



iPhone’s Crash Detection feature saves teen driver who fell asleep - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2025/08/29/iphones-crash-detection-feature-saves-teen-who-fell-asleep-behind-the-wheel/

2025年8月2日の早朝、16歳のリンジー・レスコヴァックさんは友人を車に乗せて帰宅する途中、疲労による眠気に襲われ、居眠り運転をしてしまったそうです。リンジーさんが運転していたピックアップトラックは水辺近くで停止する前に、2本の柱と数本の木に衝突。リンジーさんはトラックの中に閉じ込められ、助けを求めることもできなくなっていたそうです。しかし、iPhoneの衝突事故検出機能で緊急通報サービスに助けを求めることに成功し、救急隊員に救出されました。

事故によりリンジーさんは骨盤・股関節・頸椎を骨折するなどの重傷を負いましたが、一命をとりとめました。

リンジーさんの母親であるローラ・レスコヴァックさんは、オハイオ州ヤングスタウンにあるNBCおよびCWと提携するテレビ局であるWFMJ-TVのインタビューで、「消防救助隊員から、911番への通報は携帯電話からだったと聞きました。その後、誰がどのように通報したのかを正確に知るために、さらに詳しく調べました。そして、iPhoneには設定をオンにしていれば、衝突事故を検知する機能があることも分かりました」と語り、同機能のおかげで通報することができたことを明かしています。

Teen's phone calls 911 after car crash, saves her life - YouTube

さらに、ローラさんは「リンジーは(オペレーターの)呼びかける声を聞いたに違いありません。リンジーは22分間も電話をしていました。この技術(衝突事故検出)のおかげで、救助隊員はリンジーを見つけることができました」と語り、娘が意識もうろうとする中で衝突事故検出機能のおかげで緊急通報サービスに連絡を取ることに成功し、オペレーターとの電話の中で意識を取り戻すことができたと明かしています。

なお、iPhoneで衝突事故検出機能を利用するには「設定」アプリの「緊急SOS」から、「激しい衝突事故発生後に通報」を有効にする必要があります。衝突事故検出機能が利用できるのは「iOS 16以降を搭載したiPhone 14以降」および「watchOS 9以降を搭載したApple Watch Series 8以降、Apple Watch SE(第2世代)、Apple Watch Ultra以降」です。