お盆休み期に突入 『鬼滅の刃』『TOKYO MER』『国宝』のトップ3はどれだけ記録を伸ばすか?
8月第1週の動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が3週連続で1位。週末3日間の動員は173万9600人、興収は24億5700万円。公開から17日間の累計動員は1255万8600人、累計興収は176億4000万円。今週中にも興収200億円の大台を突破する見込みだ。
参考:5年前の再来? もしかしたらそれ以上? 記録ずくめの『鬼滅の刃 無限城編』にしばし呆然
2位に初登場したのは、TBS系連続ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の映画化作品第2弾、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』。オープニング3日間の動員は67万5000人、興収は9億1100万円。邦画、洋画を問わず今年公開された実写映画としては最高のオープニング成績にして、2023年4月に公開された前作、劇場版『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の同期間の興収の115%という好成績を記録したものの、やはり異次元の興行を続けている『鬼滅の刃』には遠く及ばなかった。
公開9週目にして驚異的な持続力の『国宝』は3位。週末3日間の動員は30万9000人、興収は4億4100万円。公開から59日間の累計動員は604万8300人、累計興収は85億300万円。いよいよ実写日本映画として、これまで『南極物語』と劇場版『踊る大捜査』シリーズの1作目と2作目の3作品しか到達したことがない興収100億円突破が近づいてきた。
今週末の4連休を皮切りにお盆休みウィークに突入。例年、この時点で好調な作品は、前週超えの成績も狙えるタイミングなので、以上3作品はこのまま順調に数字を積み上げていくことだろう。その3作品がすべて日本映画というのが現在の映画興行を象徴しているが、そこに割って入ることを期待できるのが今週末公開の『ジュラシック・ワールド/復活の大地』だ。
ちなみに、2022年7月公開の前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』のオープニング3日間の興収は12億9500万円。十分に立派なスタートダッシュの成績だが、それでも先週末の『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』の興収と比べるとその半分程度。仮に『ジュラシック・ワールド/復活の大地』が前作と同水準のオープニング成績を記録したとしても、『鬼滅の刃』の独走を止めるのは難しそうだ。
(文=宇野維正)
