「1点取って来い」指揮官の言葉を受け、投入直後にゴール。山岸祐也が意識した“慌てない、落ち着く、自信を持つ”【名古屋】
名古屋はこの一戦で敗れたものの、チームを決勝の舞台・国立に導く貴重なゴールを奪ったのが、後半のスタートから投入された山岸祐也だ。
1点ビハインドで迎えた46分、左サイドでのスローインの流れから、永井謙佑のパスにボックス内中央で反応した山岸が、相手GKの位置を冷静に確認して右足でゴール右下に流し込んだ。
【動画】山岸祐也の同点ゴール!
ハーフタイムに長谷川健太監督から「マリノスはこのままじゃ終わらないから、1点取って来い」という言葉をかけられて送り出されたという山岸は、「いつものリーグと違って、このままでも突破できる状況だったし、1点取られたら追いつかれてしまう状況でもあったなかで、(後半)開始早々に取れたのは出来過ぎかなと思います」と笑顔を見せる。
「自分は気持ちとか言霊ってあると思っています。去年のルヴァン決勝も(浦和)レッズは守備が固いと言われていたなかで、僕らが2点を取って勝った。僕が(60分に)PKを外して流れが変わった部分も含めて、そのちょっとのところに宿っていると思っているので、慌てないこと、落ち着くこと、自信を持ってやることを常に自分は意識してやっています。みんなにどう伝わったかは分からないですけど、言い続けました」
昨季はアビスパ福岡の一員としてルヴァンカップ優勝を味わった山岸は、その経験を名古屋でも大いに発揮していると言えるだろう。そしてタイトルへの強い想いも口にする。
「去年獲って、嬉しいってよりもまた獲りたいって感情のほうが強かった。またチャンスが来たので、チームは変わりますけどグランパスでタイトルを獲って星をつけたい。負けたら意味がないので、絶対に獲りたい」
名古屋は2021年以来2度目のルヴァンカップ制覇を狙うなかで、31歳のストライカーはチームにタイトルをもたらす活躍を見せられるか。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
